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2010年5月25日

半導体・液晶製造工程向けのPFC分解装置事業を昭和電工に譲渡

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西宏明/以下、日立)は、このたび、昭和電工株式会社(取締役社長:高橋恭平/以下、昭和電工)と、日立の触媒式PFC(Perfluorocarbon:パーフルオロカーボン)*分解装置事業を昭和電工に譲渡(継承)することで合意しました。日立と昭和電工は、今後諸作業を進め、2010年6月末までに事業の継承を完了する予定です。

  • * PFC:フッ化炭素系化合物の一つで、CO2の数千倍の温室効果をもつ温室効果ガス。

  日立は、情報通信分野および社会インフラ分野を中心とする社会イノベーション事業への経営資源の集中を進めており、継続的に事業ポートフォリオの見直しを行っています。今回の事業継承は、その一環として実施するものです。

  日立は、1998年に半導体製造工程や液晶パネル製造工程で使用されるPFCを独自に開発した触媒を用いて分解するPFC分解装置を開発し、これまで国内外の半導体・液晶メーカーに累計400台以上を納入してきました。日立のPFC分解装置は、優れたガス分解率と効率性で高い評価を得ていますが、今後さらに本技術・事業を強化・発展させていくために、さまざまな検討を重ね、このたび、PFC分解装置の大手メーカーである昭和電工に事業を継承することとしました。

  昭和電工は、独自の薬剤によるPFC分解技術を有しており、日立の触媒式PFC分解技術と高い技術的補完性が見込まれることから、今後の事業拡大に向けて、日立のPFC分解装置事業を継承することとしました。

  日立は、今後も、社会イノベーション事業の拡大に向けて、事業再編を積極的に展開していきます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 電力システム社 環境ソリューション本部 [担当:黒川]
〒100-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-4564-4486 (直通)

以上

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