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2010年5月21日
ITを活用した学生サービスのさらなる向上を実現
株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明／以下、日立)の大学向け情報システムソリューション「UNIPROVE」(ユニプルーブ)シリーズをはじめとしたITシステムを活用し、公立大学法人広島市立大学(理事長・学長 : 浅田 尚紀／以下、広島市立大学)が「広島市立大学情報ネットワーク」(「HUNET」: Hiroshima City University Information Network／以下、「HUNET(ヒューネット)」)を刷新しました。「HUNET」は、学生や教職員合計約2,350名が利用する情報システム基盤です。
今回の刷新を受け、広島市立大学は、ITを活用した学生サービスのさらなる向上を実現しました。
広島市立大学は、1994年に、「科学と芸術を軸に世界平和と地域に貢献する国際的な大学」を基本理念として開学しました。以来、国際、情報、芸術、平和といった特色ある学部・研究所構成を活用した教育研究活動を通じて、21世紀の担い手となる人材を養成しています。また、広島市立大学では、教育研究活動や学生への支援を充実させるべく、教職員の教務や事務の効率向上を実現する学務情報システムの導入を開学当初から積極的に進めてきました。2004年からは、学内のシステム連携を実現する「HUNET」に学務情報システムを連携させ、より情報基盤として充実させてきました。
広島市立大学の「HUNET」は、学務事務システムや図書館システム、さらには情報処理センターや語学センターの教育システム、遠隔教育システムといったさまざまな学内システムのネットワーク上での連携を可能にする情報システム基盤です。Webブラウザ上でのシラバス(講義要綱)閲覧や履修登録などを可能とするほか、学内の情報処理センターや語学センターにおいて、語学学習やプログラミング実習を行うためのシステム環境を提供するなど「HUNET」を核とした学生向けサービスの充実を図っています。今回の刷新で日立は、統合サービスプラットホーム「BladeSymphony」の小型高集積モデル「BS320」により学内のPCサーバを集約するといった基幹システムの更改と情報ネットワークの最適化のほか、「UNIPROVE」シリーズなどを活用した履修や、講義などの情報提供を学生向けに行うデジタルサイネージ(電子看板)の提供など学生生活をさらに充実させるさまざまなサービスの整備、拡充を支援しました。
日立は、今後も、大学内のシステム全体最適化をめざしたソリューションコンセプト「IT Solution for Campus」により、学生サービスの向上と学内システムの効率化に貢献していきます。
日立の大学向け情報システムソリューション「UNIPROVE」シリーズは、部門ごとの業務効率化などシステムの部分最適ではなく、全学規模でニーズや変化に対応できるシステムの全体最適を目指したソリューションコンセプト 「IT Solution for Campus」に基づき、開発された製品群です。今回、広島市立大学は、大学向け学務情報システム「UNIPROVE/AS」、大学向けデータ連携ポリシー基盤「UNIPROVE/IM」、大学向け証明書自動発行システム「UNIPROVE/SS」、大学向けWeb型図書館システム「UNIPROVE/LS」などを活用し「HUNET」を刷新しました。
広島市立大学は、2010年4月から、公立大学法人となり、時代や社会の要請に柔軟に対応し、教育・研究・社会貢献のさらなる向上をめざしています。広島市の都市像である「国際平和文化都市」にふさわしい高等教育研究機関として、また「科学と芸術を軸に世界平和と地域に貢献する国際的な大学」という建学の基本理念を実現するため、今後も、今回刷新した最先端の情報システム基盤を活用し、学生ならびに教職員にとって最適な環境を提供していきます。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 公共システム営業統括本部
カスタマ・リレーションズセンタ [担当 : 荒川]
〒136-8632 東京都江東区新砂一丁目6番27号 新砂プラザ
以上
