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2010年5月5日
株式会社日立製作所
日立(中国)有限公司

日立が環境配慮型都市「天津エコシティ」における開発・建設に協力

スマートグリッドなど先進技術を用いて、環境ソリューションを提供

  日立製作所(執行役社長 : 中西宏明)は、このたび、中国−シンガポール天津エコシティ投資開発会社(Sino-Singapore Tianjin Eco-City Investment and Development Co., Ltd./以下、SSTEC)と、中国政府とシンガポール政府の協力事業として、中国・天津市郊外に開発を進めている環境配慮型の都市「中国・シンガポール天津エコシティ」(中国名 : 中新天津生態城/以下、天津エコシティ)で用いられる先進的な環境技術および環境ソリューションの提供について協力していくことで合意しました。
  具体的には、日立がSSTECに対して、スマートグリッドを用いたエコシティの開発に関する協力や、スマートハウス、電気自動車充電システムといった環境配慮型都市に必要な先進技術とソリューションを積極的に提案し、日立とSSTECが立ち上げた共同検討タスクフォースにおいて、天津エコシティで適用可能な技術とソリューションを検討、選定していきます。

  天津エコシティは、中国とシンガポールの協力事業として進められている、省資源、資源循環の効率化をコンセプトとした大規模環境都市開発プロジェクトです。天津市の中心部から約40キロ、天津濱海新区内の広さ約30平方キロメートルの塩田跡に、2008年9月から建設が開始されており、2013年頃に初期開発区(4平方キロメートル)が、2020年〜2025年頃に人口35万人、11万戸の都市が完成する見込みです。

  日立は、1970年代から中国で事業を展開し、長年の経験、幅広い事業分野、中国に根ざした研究開発と事業展開、中国企業等との連携により、中国のニーズに合わせた技術、製品、ソリューションを提供しています。特に省エネルギー・環境保全分野においては、2009年11月、中国国家発展改革委員会と環境事業分野における合作プロジェクトを推進することで合意し、2010年3月には「高効率発電とスマートグリッド」「水処理」「家電リサイクル」「都市交通(地下鉄)」の4つのテーマによる「国家発展改革委員会・日立グリーン経済技術交流会」を行っています。さらに、日中省エネ環境総合フォーラムでのプロジェクトとして、2007年には雲南省と、2008年には寧波市と協力して省エネ・環境保全に関するモデルプロジェクトを推進するなど、グリーン経済における日中両国の交流と協力に貢献することをめざしています。
  また日立は、スマートグリッドを基盤とする次世代技術を駆使した、高効率で、より環境負荷の低い次世代都市の実現に向けたスマートシティ事業を、社会イノベーション事業拡大における成長エンジンと位置づけており、本年4月に「スマートシティ事業統括本部」を設立するなど、関連事業を強化しています。

  今回日立は、飲用可能な飲料水の提供、使用電力の20%以上を太陽光発電や地熱など再生エネルギーにするといった26にわたる重要業績評価指標をはじめとする天津エコシティの開発と建設コンセプトに賛同し、協力することにしました。今後、共同タスクフォース等を通じて、スマートシティを実現するための電力、電機、情報・通信、都市開発、自動車等の分野における日立の持つ豊富な実績、技術、ノウハウを活かした、ソリューションを積極的に提案していきます。

以上

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