このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2010年4月22日
株式会社日立製作所
ヒューレット・パッカード カンパニー
日立の運用管理ソフト「JP1」とHPの構成管理データベース「Universal CMDB」
との連携を推進し、ビジネスニーズの変化に対応するITの運用効率向上に貢献
株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)と、ヒューレット・パッカード カンパニー (本社:米カリフォルニア州パロアルト、会長兼CEO:マーク・ハード/以下、HP)、は、このたび、情報システムにおける各種ハードウェア、ソフトウェアなどの構成情報を管理するデータベースであるCMDB*1分野での協業で基本合意しました。今回の協業により、お客様はITIL*2のプロセスに基づいた全社レベルでのIT構成管理および効率的なシステム運用が実行可能となり、削減したITコストをより戦略分野に投資できるようになります。
両社は今回の合意に基づき、CMDB分野での共同マーケティングを含め、HPのCMDB製品である「Universal CMDB」の日本での普及促進活動を推進して行く予定です。その一環として日立はまず、日立の統合システム運用管理「JP1」のジョブ管理製品と、「Universal CMDB」との連携機能を開発し、本年度第1四半期中の製品化を行う予定です。
現在のIT市場においては、さらなるビジネスの効率化や情報システムの最適運用によるコスト低減の要求や、仮想化およびクラウドコンピューティングの普及によるシステムの大規模化と複雑化が進展しています。また、こうした状況下、ITILに基づいてシステムの構成情報を統合的に可視化・管理してビジネスと連動した効率的システム運用に対応するCMDBの重要性が高まっています。
日立は統合システム運用管理「JP1」により、高集約化されたシステム環境における業務運用の自動化や、仮想環境のモニタリングなどのさまざまな側面から、企業における高信頼かつ高効率なシステム運用を支援してきました。一方、HPの「Universal CMDB」は、IT資産とビジネスサービス間の関連の視覚的表示、アプリケーションソフト構成変更の自動検知機能、さらに構成変更履歴の継続的管理および変更適用時のビジネスサービスに与える影響のシミュレーション機能などを備えています。これにより、システム構成の詳細な可視化や正確で自動的なシステムメンテナンスを実現し、ITの効率的運用をサポートします。
今回、国内システム運用管理分野で高い実績を持つ日立の「JP1」と、HPのもつ高機能なCMDB製品「Universal CMDB」との連携を図り、「Universal CMDB」の日本での普及を両社で促進します。システム構成の可視化を可能にするCMDB適用を拡大することで、運用の効率化を実現し、ITコストの戦略分野への投資や最適化を求める市場ニーズに対応すべく合意したものです。
両社は今回の合意に基づき、CMDB分野での共同マーケティングを含め、「Universal CMDB」の日本での普及促進活動を推進して行く予定です。また、日立はまず、「JP1」のジョブ管理製品で業務プログラムの実行を自動化する「JP1/Automatic Job Management System 3」で処理するジョブの構成情報と、「Universal CMDB」が管理するシステム内のハードウェア、ソフトウェアに関する構成情報を統合的に管理可能にするための連携機能を開発し、本年度第1四半期中に製品化する予定です。
この連携により、一例として、OSへのパッチ適用といった情報システムへの構成変更が、バッチ処理の実行に代表されるような自動化された業務に与える影響を事前に把握できるなど、安全かつ効率的なシステム運用を支援します。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ソフトウェア事業部 計画部 [担当:立原]
〒244-8555 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地
TEL : 045-862-8597 (ダイヤルイン)
日本ヒューレット・パッカード株式会社
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL : 03-6416-6660 (ダイヤルイン)
以上