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Hitachi

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2010年4月1日
株式会社日立製作所
Hitachi Europe, Ltd.

日立ヨーロッパとTELEHOUSE EUROPE社がデータセンタ高密度化で
パートナーシップ契約を締結

共同でTELEHOUSE社のデータセンタにおける高密度化を推進

  株式会社日立製作所 (執行役社長:中西 宏明/以下、日立)の欧州における現地法人Hitachi Europe, Ltd. (社長:清水 章/以下、日立ヨーロッパ)と、Telehouse International Corporation of Europe Ltd. (社長:三井 徳次/以下、TELEHOUSE社)は、このたび、英国ロンドンにあるTELEHOUSE社のTELEHOUSE LONDON Docklands Westデータセンタの高密度化を推進するためのパートナーシップ契約を締結しました。

  近年、世界的に関心を集めている地球温暖化問題への対策として、ITを活用した社会活動効率化への期待が高く、ITシステムを集約するデータセンタに設置されるIT機器の増加がいっそう進むと考えられます。このため、IT機器を高密度に、データセンタに実装するニーズが拡大しています。一方で、IT機器の発熱密度も増大し続けており、IT機器を高密度に実装するには、その冷却も大きな技術課題となっています。

  こうした背景のもと、日立グループは、2007年から進めているデータセンタ省電力化プロジェクトCoolCenter50*1の下で「モジュール型データセンタ」を開発し、日本国内において2009年1月から販売を開始しています。日立の「モジュール型データセンタ」は、局所空調機を効果的に配置することにより、IT機器と冷却機器を高密度に集積し、電力効率を飛躍的に高めています。
  一方、TELEHOUSE社は、英国、フランス、南アフリカをはじめワールドワイドにデータセンタ事業を展開しており、TELEHOUSE LONDON Docklands Westデータセンタにおける高効率化について、今後のITシステムの拡大に備えたIT機器の高密度実装を検討していました。そのニーズにモジュール型データセンタの考え方や技術が適合することから、今回、両社は、TELEHOUSE LONDON Docklands Westデータセンタを高密度化するためのパートナーシップ契約を締結するに至りました。

*1
CoolCenter50:
日立グループが総力を結集し、データセンタの消費電力量を、2012年度までに2007年度比で最大50%削減することを目標としたプロジェクト。

  本契約のもとで、TELEHOUSE社はTELEHOUSE LONDON Docklands Westデータセンタの一部を高密度実装化し、アウトソーシング・サービス向けに活用します。また、日立はここに「モジュール型データセンタ」の考え方に基づく機器を設置し、運用・評価をするとともに遠隔監視により各種データを収集し、さらなる効率化を図ります。設置する機器は、日立とグループ会社である日立プラントテクノロジーとで共同開発中の、新たな冷却方式を採用した新型局所空調機を採用する予定です。

  今後両社は、このスペースをアウトソーシング向けに外販することで協力していきます。
  日立は本パートナーシップにより、情報・電力・電機融合事業推進本部のもとで進めてきた環境配慮型データセンタ向け技術開発をいっそう加速していきます。また、TELEHOUSE社は、高密度実装を付加価値として、データセンタ事業を幅広く展開していきます。

  本発表に際し、以下のコメントをいただいています。

Telehouse International Corporation of Europe Ltd. 社長 三井 徳次 氏

  Telehouse International Corporation of Europeは、日立ヨーロッパとの戦略的パートナーシップの可能性へ大いに期待しています。日立の環境配慮型データセンタ構築に関する先進的な技術と運営ノウハウを用いて、環境配慮性にすぐれた顧客価値の高いアウトソーシング・サービスを提供していきます。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 国際情報通信統括本部 [担当:薄田]
〒140-8572 東京都品川区南大井6-27-18 日立大森第二別館
TEL : 03-5471-2548 (ダイヤルイン)

以上

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