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2010年2月23日

座席表示ソフトウェア「座席ナビ」を機能強化

お知らせ通知機能のサポートと運用管理者向けの機能を強化

「座席ナビ」の画面例

  株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長 : 川村 隆/以下、日立)は、このたび、座席表示ソフトウェア「座席ナビ」において、利用者向けにお知らせ通知機能の追加と、画面レイアウト改善による操作性の向上を図るとともに、運用管理者向けに専用エディタ機能とログ出力機能をサポートするなどの機能強化を図りました。機能強化した「座席ナビ」は、エンタープライズ向けネットワークソリューション「CommuniMax」のメニューの1つとして、2月25日から提供を開始します。

  日立がめざす統合コミュニケーションとは、企業内でのコミュニケーションを容易かつ効率的に行うことを目的とし、さまざまなITシステムとコミュニケーション手段を連携することです。その中核をなす「座席ナビ」は、社員、職員など組織内のPC利用者が自分で設定することなく、座席位置や在席/離席の状況(プレゼンス情報)を自動更新して画面表示することができます。このため、PC利用者全員が容易にお互いの勤務情報を共有でき、コミュニケーションを効率化することができます。

  日立社内では、新ワークスタイルの実現手段としてフリーアドレスオフィス*1を2005年8月から導入しています。日立は、実際にフリーアドレスオフィスで働く社員のニーズを反映しながら作った座席表示ソフトウェア「座席ナビ」を社内で利用するとともに、2007年10月から販売してきました。今回の機能強化は、さらに利用者ニーズを盛り込んで開発したものです。

*1
フリーアドレスオフィス : 社員毎に固定席を設ける代わりに共用席を設け、空いている席を使うオフィス形態。

主な機能強化の内容

1.お知らせ通知機能

  連絡を取りたい相手が離席中や外出中だった場合に、その相手が席に戻りPCを使い始めると、自分宛に在席メッセージが自動的に送られてくる、お知らせ通知メッセージ機能をこのたび新たに提供します。これにより、相手の自席への復帰タイミングを気にすることなく自分の業務に集中でき、また、在席場所も通知されるため、オフィスや出張先など相手の所在に応じた適切なコンタクトができます。

「お知らせ通知メッセージ」機能画面のイメージ

2.操作性および表示強化

  画面上のフロアや部署の表示において、組織の階層をたどって簡単に検索ができるようにし、操作性の向上を図りました。さらに、フロア図を使わず、部署メンバーの文字列による一覧表示を実現することで、電子電話帳としての利用もできるようになりました。
  また、Web画面表示にAjax*2を採用することにより、スムーズな表示や操作性向上を実現しました。従来はフロア図全体画面を更新していましたが、今回はフロア図を残したまま、氏名部分だけを更新するようにし、スムーズな更新を実現しました。

*2
Ajax(Asynchronous JavaScript + XML) : Asynchronous(エイシンクロナス : 非同期)とJavaScriptとXML(eXtensible Markup Language)を組み合わせた造語。スクリプト言語のJavaScriptやWeb記述言語のXMLといった既存のオープンな技術を組み合わせたWebサイトの開発手法のこと。

「部署メンバ一覧表示」機能画面のイメージ

3.管理者機能の強化

  • (1)座席ナビ専用エディタ機能のサポート
      従来は、市販のソフトウェアで作成したフロア図データ*3とネットワークスイッチ情報の登録*4が必要でした。今回専用エディタ機能をサポートすることにより、フロア図作成からネットワークスイッチ情報の登録までがWebブラウザ上で簡単に編集できるようになりました。また、座席ナビサーバへのデータの取り込みもWebブラウザからボタンをクリックするだけで完了します。
      これにより、従来製品に比べ、運用管理者の負担が軽減できます。

    *3
    氏名表示をするための情報を埋め込んだフロア図を作成し、サーバに取りこめるように変換する作業
    *4
    名称やIPアドレスの設定と利用ポートを指定する作業

「座席ナビ専用エディタ」機能画面のイメージ

  • (2)ログ出力機能のサポート
      在席場所・状態のログ、検索や電話発信といったユーザー操作のログを出力でき、これらのログ情報を勤務管理、在席状況やPC利用状況のモニタリングなどに活用することができます。

4.大規模化対応

  従来の座席ナビでは1サーバあたり最大3,000名まででしたが、今回は従来と同等性能のサーバで最大10,000名まで対応可能としました。
  また、複数サーバ構成とすることにより、10,000名以上の利用も可能です。

5.最新動作環境への対応

  サーバ側のプラットフォームは、Windows Server® 2003、Windows Server® 2003 R2、Windows Server® 2008、Red Hat® Enterprise Linux® 5 に対応しました。
  クライアント側のプラットフォームは、Windows® XP、Windows Vista®、Windows® 7に対応し、 対応ブラウザは、Internet Explorer® 6以降(Internet Explorer® 8を推奨)、Mozilla® Firefox® 3.5以降に対応しました。

「座席ナビ」の価格・提供時期

名称 仕様 価格 提供時期
座席表示ソフトウェア
「座席ナビ」 Ver.02-00
最大10,000人/サーバ サーバ 52万5000円
(税抜 : 50万円)
2月25日
50人ライセンス クライアント 21万円
(税抜 : 20万円)

他社商品名称に関する表示

  • Internet Explorer 、Windows、Windows Server、Windows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • Red Hatは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc. の登録商標です。
  • Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標です。
  • Mozilla、Firefoxとそれぞれのロゴは、米国 Mozilla Foundation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

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お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ネットワークソリューション事業部
CommuniMax販売推進部

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