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Hitachi

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2010年2月10日

エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」に
最新のPOWER7™プロセッサー搭載モデルを追加し、販売開始

[画像]「EP8000 780、770、750」(POWER7™ 搭載)

  株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長 : 川村 隆/以下、日立)は、このたび、高性能・高信頼なシステム向けのエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」に、最新のPOWER7™プロセッサーを搭載したハイエンドサーバ「EP8000 780」、ミッドレンジサーバ「EP8000 770」「EP8000 750」を追加し、「EP8000 750」は2月12日から、「EP8000 780」「EP8000 770」は3月31日から販売を開始します。
  最新プロセッサーの搭載により、現行モデルと比較して「EP8000 780」は最大約1.2倍、「EP8000 770」、「EP8000 750」は最大約4倍のトランザクション処理性能向上を実現しました。そのほか、現行モデルと比較して、「EP8000 780」では性能あたりの消費電力量を最大約80%削減し、さらに省電力なシステムの構築を可能としたほか、「EP8000 770」では価格性能比を約6倍に向上し、費用対効果の高いシステムの構築に貢献します。

  エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」は、システムとしてメインフレームクラスの信頼性と可用性を備えたUNIXサーバで、金融機関をはじめとした企業の基幹業務システムや、電力、交通といった社会基盤システムに多くの実績があります。基幹業務システムで実績のある統合システム運用管理「JP1」をはじめとする日立オープンミドルウェア製品に加え、Oracle社のDBMS*1製品や、SAP社のERP*2製品など豊富なISV*3製品に対応しています。また、日立独自の高速系切替機能*4や日立ディスクアレイサブシステムとの連携機能などの高信頼化機能を実現するとともに、安定稼働に役立つ情報提供サービスやAIX*5予防保守パッチ提供サービスなどの高信頼なサポートサービス提供を継続することで、企業、社会の情報基盤システムの安定稼働を支援しています。

*1
DBMS : Database Management System
*2
ERP : Enterprise Resource Planning
*3
ISV : Independent Software Vendor
*4
高速系切替機能 : サーバに何らかの障害が発生した場合に、すばやく現用系から待機系のサーバに切り替えることを実現する機能
*5
AIX : オープンかつ高信頼な、UNIX環境のアプリケーションが利用可能なOS

新製品の特長

1. ハイエンドサーバ「EP8000 780」

  「EP8000 780」はPOWER7™(3.86GHz)を最大64wayまで搭載可能なハイエンドサーバです。POWER6™を搭載した現行モデル「EP8000 595」に比べ、トランザクション処理性能を最大約1.2倍に向上しています。また、性能あたりの消費電力量を最大80%削減しており、システムの省電力化にも貢献します。加えて、POWER7™の新機能であるTurboCore™モード*6を活用することにより、コア単位の性能が求められるデータベース処理などを最適な方法で処理することができるため、処理時間を短縮することができます。
  以上により、従来に比べさらに、データベースやオンライントランザクション処理システムなど、大規模な基幹業務システムに最適な、優れた処理性能を実現しました。

*6
TurboCore™モード : プロセッサーチップ内の動作コア数を半分にすることで、動作しているコアの周波数を引き上げ、コア単体性能を向上させる機能。モード使用時の、コアの動作周波数は4.14GHz

  また、現行モデルに比べ、設置面積を約50%、重量を約80%削減するとともに、200V単相*7の電源を採用したことで、導入、設置がさらに容易になりました。

*7
単相 : オフィス等の一般的な配電盤から供給可能な低圧配電方式

2. ミッドレンジサーバ 「EP8000 770」、「EP8000 750」

  「EP8000 770」はPOWER7™(3.1GHz)を最大64wayまで搭載可能な、上位のミッドレンジサーバです。POWER6+™を搭載した現行モデル「EP8000 570」と比べ、トランザクション処理性能を最大約4倍に向上し、ハイエンドモデルにせまる高い処理性能を実現しています。また、メモリ容量を現行モデル比約2.7倍の最大2,048GB(ギガバイト)まで増強できるなど、処理性能に加えてシステムの拡張性も強化しました。あわせて、現行モデルと比べ価格性能比を約6倍に向上した本モデルを活用することで、よりいっそう費用対効果の高いシステムの構築が可能となります。

  「EP8000 750」はPOWER7™ (3.0GHz/3.3GHz)を最大32wayまで搭載可能な、下位のミッドレンジサーバです。POWER6+™を搭載した現行モデル「EP8000 550」に比べ、トランザクション処理性能を最大約4倍に向上するとともに、メモリ容量を2倍となる最大512GBまで増強できるようになりました。

  以上の強化により、企業における中小規模の業務システム、データベースやオンライントランザクション処理システムなどに適した、高い性能と柔軟な拡張性を提供します。

新製品の概要

モデル 形状 プロセッサー
(周波数)
最大
プロセッサー数
(way)
メモリ容量
EP8000 780 ラック
マウント
POWER7™
(3.86GHz)
64 16〜2,048GB*
EP8000 770 ラック
マウント
POWER7™
(3.1GHz)
64 16〜2,048GB*
EP8000 750 ラック
マウント
POWER7™
(3.0/3.3GHz)
32 32〜512GB
  • * 2,048GBサポートは、2010年12月を予定(12月以前は、最大メモリ容量1,024GBまでサポート)

新製品の価格と出荷時期

モデル 価格 出荷時期
EP8000 780 4,021万5,210円〜
(税抜 3,830万200円〜)
2010年
6月30日
EP8000 770 1,769万4,180円〜
(税抜 1,685万1,600円〜)
EP8000 750 1,109万9,340円〜
(税抜 1,057万800円〜)
2010年
3月31日

他社商標注記

  • AIX、IBMは、米国における米国International Business Machines Corp.の登録商標です。
  • POWER6、POWER6+、POWER7、TurboCoreは、米国における米国International Business Machines Corp.の登録商標です。
  • UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
  • Oracleは、Oracle Corporation の登録商標です。
  • SAPは、SAP AGのドイツおよびその他の国における登録商標または商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

関連情報

お問い合わせ先

HCAセンター
電話0120-2580-12
利用時間9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)

以上

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