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2010年1月21日
南アフリカ共和国の電力供給に向けて前進
日立製作所(執行役会長兼社長 : 川村 隆/以下、日立)のグループ会社である日立パワーヨーロッパ社(CEO : Klaus Dieter Rennert/以下、HPE)と日立パワーアフリカ社(CEO : Johannes Musel/以下、HPA)は、1月16日、南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)の電力会社であるEskom(エスコム)社が建設するMedupi(メデュピ)発電所のボイラー設備の据付を開始しました。
日立、HPEおよびHPAは、エスコム社が建設するメデュピ発電所およびKusile(クシレ)発電所向けに12基の石炭火力発電プラント用ボイラー設備を総額約5,700億円で2007年から2008年にかけて受注しました。1基あたりの発電出力は80万kWで、数カ月おきに順次ボイラー設備の据付を行います。2012年にメデュピ発電所の初号機が運転を開始し、2016年ないしは2017年までに完了する予定です。
メデュピ発電所には、6基のボイラー設備が据え付けられる予定であり、既存の石炭火力発電プラントに比べ高い運転効率を実現します。燃料消費を抑え、CO2の排出抑制と経済性の向上を図ります。
また、HPEおよびHPAは、メデュピ発電所およびクシレ発電所について、ボイラーの設計、据付、試運転を行うだけではなく、現地における多くの雇用や事業機会を創出します。例えば、本プロジェクトでは約6割を現地から調達しています。また、耐圧部や鉄骨を含む、ボイラーの主要な部品は南アフリカで製造され、1,400人以上の認定作業者を養成しています。加えて、現地の支援組織の協力のもと、技術的職業訓練を約300人に実施しています。これによって、発電所の建設が終了した後も、専門業務に就くことが可能になります。
以上