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2009年12月24日

創業100周年記念ロゴマークの制定と
グローバルな社会貢献・CSR活動の推進について

[画像]創業100周年記念ロゴマーク

  株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、2010年に創業100周年を 迎えます。これを機に、社内公募により創業100周年を記念するロゴマークを作成しました。また、100年の感謝を込め、2010年よりさまざまな社会貢献・CSR活動をグローバルに推進していきます。

  日立は、1910年(明治43年)の創業以来、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、信頼される製品づくりとサービスの提供に努めてきました。一方、この100年の間に人類を取り巻く環境は大きく変化し、現在では、環境問題や資源・エネルギー問題などグローバル規模でのさまざまな課題が顕在化しています。このような状況の中、日立は次の100年に向け、これまで蓄積した経験や技術を活かし、高信頼・高効率な情報通信技術に支えられた社会インフラを構築する「社会イノベーション事業」を推進することで、グローバルな課題の解決に貢献していきます。
  今回新たに作成した記念ロゴマークの使用により100年の感謝の思いを伝えていくとともに、今回の100周年を、これまで積み重ねてきた社会貢献・CSR活動の集大成と位置づけ、その活動をグローバルに推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

100周年記念ロゴマーク

  今回作成したロゴマークは、これまで築きあげてきた1世紀を、次の世代が受け止め、さらに先の世代へと受け継いでいくことをイメージし、100の"0"をCenturyの"C"に見立て、日立が誕生から1世紀を経たことを表現しました。また、その"C"を向かい合わせて繋げることで、日立が次の1世紀へと続いていくことを表しました。さらに、ロゴの下部には、次の100年においても確かな技術に一層の磨きをかけ、社会に貢献していくという強い思いを込め、「確かな技術でつぎの100年へ」というメッセージを加えています。

社会貢献・CSR活動

  日立は、小平記念日立教育振興財団などを通じて、次世代を担う子供たちの教育問題に取り組んできましたが、昨今の「理科ばなれ」に対応するために、本年、小中学校で理科教育支援プログラムを行うNPO「日立理科クラブ」の立ち上げ支援を行いました。このたびの創業100周年を機に、茨城県日立市において、市の教育委員会との連携のもと、小学校へのボランティアの派遣、科学教室の開催などを実施し子供たちに「科学する喜び」、「モノを創る感動」を伝える活動を支援していきます。今後は、他の地域での展開も検討します。
  また、日立は全国に6つの病院を持ち、従業員のみならず地域住民の方々にも医療サービスを提供していますが、創業100周年を機に日立水戸病院(茨城県ひたちなか市)を全面的に建て替え、ガン放射線治療などの先端的な医療を提供していきます。
  さらに、創業100周年を記念して、日立の従業員やその家族を中心に構成されるオーケストラ「日立交響楽団」と「日立フィルハーモニー管弦楽団」が記念コンサートを行います。2010年12月までに、ベートーヴェンの交響曲全曲を演奏する計画です。そのほか、創業の地である日立市での記念式典などを予定しています。

グローバルでの社会貢献・CSR活動

(1)アジア:

  日立は1996年以来、東南アジア6カ国と日本の大学生を対象に、アジアにおける次世代リーダーの育成を目的とした社会貢献プログラム「日立ヤングリーダーズイニシアチブ」を実施してきました。このたび創業100周年を記念し、2010年7月4日〜6日に、シンガポールで「日立ヤングリーダーズイニシアチブ同窓生フォーラム」と題したイベントを実施します。本イベントでは、これまでの「日立ヤングリーダーズイニシアチブ」の卒業生を一同に集め、「アジアのさらなる発展に向けた課題」をテーマに、アジア各国からスピーカーを招き講演・パネルディスカッションを実施し、今後のアジアの発展のための提言を行う予定です。

(2)中国:

  中国日立グループは、創業100周年を記念して、100人の中国の高校生を対象とした奨学金プログラムを開始します。本プログラムは、中国において高校生以下を対象とする奨学金プログラムが少ないことから、経済的な事情により高校進学が難しい子供たちを支援するものです。さらに日立は、2005年から日中双方の人的交流を通じた相互理解の促進を目的に、国家発展改革委員会、マクロ経済研究院、国務院発展研究センター、商務部研究院、中国社会科学院と連携し、中国の次世代を担う研究者を日本に招き、研究・調査の機会を提供する「Hitachi Fellowship Program for Chinese Researchers」を推進してきましたが、創業100周年を記念し、2010年以降も本プログラムを継続していきます。

(3)米国:

  このたび、日立の創業100周年の年に、北米で社会貢献活動を推進している日立ファウンデーションと、日立ワシントン・コーポレート事務所が共に創立25周年を迎えることから、米国における労働問題と就労支援などをテーマとした記念シンポジウムをワシントンで開催する予定です。
  日立ファウンデーションは、北米地域社会の発展に焦点を合わせ、企業市民活動を推進することを目的として1985年に設立されました。これまで、社会的にも経済的にも恵まれない米国の低所得者の生活向上を主要なミッションとして、持続的な就業機会を創出する取り組みなどを推進する「企業と就労プログラム」、青少年の社会活動を支援する「吉山賞」、北米日立グループ各社の地域コミュニティ活動強化を支援する「日立コミュニティ・アクション・パートナーシップ(HCAP)」の3つのプログラムを軸に社会貢献活動を続けています。

(4)欧州:

  日立は1998年から、欧州各都市で、科学技術が欧州の社会問題の解決にどう貢献できるか、欧州の研究者・政府・学術関係者を中心に議論・提言を行う社会貢献プログラム「EU日立科学技術フォーラム」を開催してきました。2010年5月7日には、創業100周年を記念して、「持続可能な社会におけるエネルギーの効率的な活用」をテーマにベルギーのブリュッセルにて第12回目のフォーラムを開催 します。本フォーラムは、欧州委員会や政府・学術機関、企業などからスピーカー、パネリストを招き、日欧のエネルギーの効率的な活用について先端技術などの紹介を交え議論し、報告書にまとめる予定です。
  また、創業100周年の2010年5月に、英国ケンブリッジ大学のキャベンディッシュ研究所内にある日立ケンブリッジ研究所の創立20周年を記念したセミナーを開催する予定です。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 創業100周年プロジェクト推進本部 [担当:藤田]
〒100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
TEL : 03-4235-3720 (直通)

以上

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