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2009年11月30日
ひもの挟まれ検出機能やLED天井照明をラインアップに追加
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長 : 川村 隆/以下、日立)は、快適性・安全性の向上と環境への配慮を目的に、標準型エレベーター「アーバンエース」に、乗車時間と待ち時間を短縮する「可変速ドライブシステム」を新たに標準装備し、ひもの挟まれ検出機能やLED天井照明をラインアップに追加したモデルを本日から販売開始します。
高層化、立体化が進む都市空間において、エレベーターは移動手段の一つとして欠かせないものとなってきており、快適性のさらなる向上が求められています。また、近年のエレベーターでの挟まれ事故を背景としたエレベーター戸廻りにおける安全性の向上、さらに、地球温暖化対策の一環としてエレベーターの省エネルギー化およびCO2排出量低減が急務となっています。
日立は、1998年11月に業界に先駆けて、押しボタンの形状や高さ、ハンドレールの高さなどにユニバーサルデザインを採用した機械室レス標準型エレベーター「アーバンエース」を発売しました。その後、2006年12月には、業界最小*1のオーバーヘッド寸法*2の実現により建築レイアウトの自由度を高めたモデルを発売しました。
今回販売開始するモデルでは、利用者一人ひとりへのさらなる快適性や安心感の提供と環境への配慮を目的として、巻上機にかかる負荷が小さい場合に巻上機の能力を有効活用することにより乗車時間と待ち時間を短縮する「可変速ドライブシステム」を標準装備し、新たな機能をラインアップに追加しました。ペット用のリードや掃除機のコードなど太さ3mm以上のひも状のものが戸に挟まれていることを検知した場合に再び戸が開く「ラインキャッチセンサー付きマルチビームドアセンサー」や、日立が従来機種で使用している蛍光灯と比べて消費電力およびCO2排出量を約30%低減し、寿命が約4倍*3となる「LED天井照明〔DX-101L〕」をお客様の必要に応じて、追加することが可能です。
乗りかご内の乗車率を検知して、乗りかごとつり合いおもりのバランスがとれており巻上機にかかる負荷が小さい場合に、巻上機の能力を有効活用することにより、定格速度以上の速度でエレベーターを運転します。ただし、定格速度105m/分の機種については適用外となります。このシステムにより、定格速度での運転と比べて乗車時間と待ち時間を短縮することが可能となります。
(標準装備仕様)
乗りかご内に乗り降りする人を検知するマルチビームドアセンサーに加えて、エレベーター戸の先端部に感圧センサーを用いたラインキャッチセンサーを設置しました。このラインキャッチセンサーにより、ペット用のリードや掃除機のコードなど、太さ3mm以上のひも状のものが戸に挟まれていることを検知した場合、再び戸が開きます。また、ひも状のものが床に這っている場合でも、戸の下端部にすくい上げ部を設置し、戸が閉まったときにひも状のものをラインキャッチセンサーへ誘導する構造としたことで、検知することが可能です。(有償付加仕様)
光源にLEDライン照明を採用することにより、日立が従来機種で使用している蛍光灯と比べて、消費電力およびCO2排出量が約30%低減し、寿命も約4倍*3となります。(有償付加仕様)
製品名 | 販売開始時期 |
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標準型エレベーター「アーバンエース」 | 2009年11月30日 |
項目 | 仕様 |
---|---|
用途 | 乗用(P型)、住宅用(R型)、寝台用(B型) |
駆動方式 | ロープ式(機械室レスタイプ) |
積載質量[定員] | P型 : 450kg[6人]、600kg[9人]、750kg[11人]、900kg[13人]、1,000kg[15人] |
R型 : 450kg[6人]、600kg[9人]、850kg[13人] | |
B型 : 750kg[11人]、1,000kg[15人] | |
定格速度 | 45・60・90・105m/分 |
速度制御方式 | インバーター制御 |
株式会社日立製作所 都市開発システム社 カスタマー・サポートセンター
TEL : 03-3620-1040 (直通)
以上