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2009年11月25日
株式会社日立製作所
日立電梯(中国)有限公司
日立として初めて、最高速度600m/分の超高速エレベーターを中国市場に投入
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長 : 川村 隆/以下、日立)と日立電梯(中国)有限公司(総裁 : 、本社 : 中国広東省広州市/以下、日立電梯(中国))は、江蘇華西集団公司(董事長 : 呉協恩、本社 : 中国江蘇省江陰市)が中華人民共和国(以下、中国)江蘇省江陰市華西村に建設予定の、高さ328m(地上72階、地下2階)の大型複合ビル「空中華西大楼」向けに、日立として中国市場初となる最高速度600m/分の超高速エレベーター3台を含む、エレベーター27台、エスカレーター6台の全33台を一括受注しました。「空中華西大楼」は華西村のシンボル的な施設として2011年10月にオープンする予定です。
中国の昇降機市場は、1990年代半ば以降需要が急拡大し、2008年度は約20万台を超える世界最大級の市場の一つとなっています。日立は、1981年から中国における昇降機事業を本格的に開始し、1995年には広東省広州市に昇降機の製造・販売・サービス会社である広州日立電梯有限公司(現日立電梯(中国))を設立するなど、中国を最重要市場の一つとして位置づけて事業展開を積極的に進めています。
日立は、昨年10月に「上海環球金融中心」(地上高492m)に最高速度480m/分、積載質量3,600kg(1,800kg×2)の世界最大級のダブルデッキ(2階建て)エレベーターを納入したほか、同月、四川省でもっとも高い*「喜年広場」(地上高約190m)向けに超高速エレベーターを受注するなど、中国各地に約10万台の昇降機を受注・納入し、高いシェアを獲得しています。
今回、日立と日立電梯(中国)が「空中華西大楼」向けに受注したエレベーターは、地上1階と72階の展望階を結ぶ、最高速度600m/分、積載質量1,600kg、定員21人の超高速エレベーター3台や、最高速度480m/分、積載質量1,600kg、定員21人の超高速エレベーター2台を含む、エレベーター27台とエスカレーター6台の全33台です。
「空中華西大楼」は、鉄鋼業及び紡績業で栄えている華西村のシンボル的な施設として建設されるオフィス・ホテル・商業施設の大型複合ビルであり、2008年8月に起工し、2011年10月にオープンする予定です。
日立は、今回の受注を機に、中国、中東など超高層物件の需要が見込まれる地域に、超高速・大容量エレベーターを積極的に展開し、事業拡大を図っていきます。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
用途 | 展望施設向けシャトルエレベーター | 回転レストラン向けエレベーター |
最高速度 | 600m/分 | 480m/分 |
積載質量 | 1,600kg | 1,600kg |
定員 | 21人 | 21人 |
昇降行程 | 306.3m | 312.5m |
台数 | 3台 | 2台 |
所在地 | 中国 江蘇省 江陰市 華西村 |
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延床面積 | 約21万m² |
建物規模 | 地上高328m |
階数 | 地上72階、地下2階 |
用途 | オフィス、ホテル、商業施設、カンファレンス施設、展望施設 |
会社名 | 日立電梯(中国)有限公司 (Hitachi Elevator (China) Co., Ltd.) |
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所在地 | 中国広東省広州市天河北路233号中信広場弁公楼62楼 |
設立 | 1995年10月 |
資本金 | 6,488万米国ドル(約58億円) |
出資者 | 日立グループ70% (日立(中国)有限公司54.3%、株式会社日立ビルシステム7.85%、 日立電梯工程(香港)有限公司7.85%) 広州広日集団有限公司30% |
総裁 | |
主な事業内容 | 昇降機の製造、販売、据付、保守、改修、ビル管理システム |
以上