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2009年10月20日
日立オートモティブシステムズ株式会社

第41回東京モーターショー2009の日立グループブースにおいて
次世代技術や製品を出展

[画像]日立グループブース概観イメージ

  日立オートモティブシステムズ株式会社(取締役社長:おおぬまくにひこ/以下、日立オートモティブシステムズ)は、10月23日(金)から11月4日(水)まで幕張メッセで開催される「第41回東京モーターショー2009」において、自動車技術の進展に貢献する日立グループの幅広い自動車関連製品と次世代の技術を出展します。

  昨今、車社会は、地球環境保全や安全性向上に対する更なる技術の進展が求められ、自動車機器メーカーには、高い技術力とめまぐるしい変化への柔軟な対応能力が問われています。日立オートモティブシステムズは、地球温暖化抑制と低炭素社会の実現に向け、環境負荷の少ない「超低燃費」システムの開発、およびより安全な自動車社会の実現に向けた、「危険に近づかない」システムの開発などを組み合わせた「目的地まで最も安全でエコ誘導」をコンセプトとし、それぞれの技術におけるイノベーションと共に、これらの技術の連携・融合による「環境/安全統合制御技術」により、未来の車の価値を創造します。

  第41回東京モーターショーにおいて、日立グループは、日立オートモティブシステムズ株式会社、新神戸電機株式会社、日立ビークルエナジー株式会社、クラリオン株式会社の4社により、環境に優しく、安全で、快適な車社会を実現するための製品や次世代技術を提案します。

  日立グループブース(ブース番号:W306)では来場者が事業内容を理解しやすいよう配慮し、事業の取組みをわかりやすくセグメント毎にエリアを設け展示しています。出展品と見どころは以下の通りです。

Zone1:エネルギーコントロール

  ハイブリッドシステムを展示するほか、燃費改善に有効な連続バルブ作動角・リフト可変システム(VEL)や直接噴射システムなどを展示し、CO2低減、大気汚染防止など、環境に優しい高効率なエネルギー制御の先端技術を分かりやすく説明しています。
  ハイブリッドシステムでは、マイルド/高出力ハイブリッド関連製品(モーター、インバーター)、及び累計でおよそ80万セル*1の出荷実績があるリチウムイオン電池(円筒形)、高出力を実現した角形リチウムイオン電池を展示しています。

Zone2:ダイナミクスコントロール

  「走る」「曲がる」「止まる」機能の最適な車両運動制御を実現するセミアクティブサスペンションシステムやロール制御用油圧シリンダーを展示しています。
  また、今年10月6日に発表した3つのMEMSセンサーを1チップに搭載した自動車走行姿勢検出用の3軸複合センサーを今回新たに展示し、デモを行います。

Zone3:外界認識・インフォメーション、安全統合制御

  車両近傍から見通し外まで、広範囲の走行環境を認知するカメラなどの外界認識センサーの展示やリアルタイムの道路情報を生成・配信する交通情報サービスでは、クラリオンのナビゲーションを通じデモを行います。
  また、ダイナミクスコントロールと外界認識・インフォメーションの連携による安全統合制御では、無駄な加減速を抑制し、より快適な乗り心地を実現するG-Flow Controlや路外逸脱事故のリスクを低減するバーチャールレーンガイドなど、ドライバーに求められる「認知」「判断」「操作」の各段階で支援を行い危険に近づかないシステムを今回新たに展示しています。

Zone4:蓄電デバイス/樹脂、成形品技術

  アイドルストップ用バッテリー、リチウムイオンキャパシター、車載用高熱伝導積層板など新神戸電機株式会社の自動車技術を展示します。

  日立オートモティブシステムズは、2009年7月、市場の厳しい変化と要求に応え、競争力強化と事業発展のための経営判断、意思決定の迅速化を目的に、株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)から分社独立しました。自動車機器事業において約80年にわたり培ってきた知見と、日立グループの総合力、自動車関連事業に携わる日立グループ各社の強みを生かすことにより、環境・安全対応自動車関連システムなどの注力事業へ経営資源の集中を図り、グローバルな自動車機器市場を牽引するリーディングカンパニーをめざしています。

  なお、今回の東京モーターショーでは、前回に引続き報道関係者用のプレスカードに日立の無線自動認識ICチップ「ミューチップ」が埋め込まれており、プレスデータの管理を行います。

*1
2009年10月20日現在。

以上

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