このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2009年9月9日
携帯電話との連携と通話録音機能を強化
![[画像]左:「integral-E」多機能電話機、右:「integral-E」主装置](0909.jpg)
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆／以下、日立)は、携帯電話との連携と通話録音機能を強化した中小規模事業所向けビジネスホンとして、日立マルチコミュニケーションシステム「integral-E(インテグラル・イー)」シリーズを製品化し、9月10日から販売を開始します。
昨今、中小規模事業所においても、一層の業務効率向上と経費削減、環境への配慮が求められるとともに、コンプライアンス(法令順守)や情報管理などの対策も従来に増して重要になってきています。
また、NGN(次世代ネットワーク)の商用サービスが開始され、企業の情報通信ネットワークはブロードバンド化が進み、携帯事業者各社によるFMCサービス*1や定額制料金などの法人向けサービスの普及が見込まれます。
これまで日立は、多機能電話機に漢字表示電話帳、カーソルキーによる操作、着信メロディなど、携帯電話と同様の利便性を取り入れたビジネスホンとして、2001年に「integral-Z」、2004年に「integral-A」を市場投入してきました。今回、携帯電話との連携によってビジネスホンの利便性を一層向上させることを目的に、「integral-E」を製品化しました。
「integral-E」は、多機能電話機と主装置から構成されており、携帯電話のブラウザ操作によって留守録(留守番電話の録音)、不応答履歴の確認や折り返し発信ができる機能を搭載しています。また、コンプライアンスの徹底、通話内容の確認のため、通話録音機能を充実させました。さらに、商用サービスを開始したNGNにも対応し、中小規模事業所の業務効率の向上とコスト削減、ブロードバンド化をサポートします。
外出時の電話・メール・情報検索ツールとして欠かせない携帯電話との連携機能を強化し、外出先から携帯電話のブラウザ操作(インターネット接続機能)によって、主装置の留守録や不応答履歴にアクセスして夜間や外出中の着信を確認することができます。さらに内容確認後、相手に対して携帯電話から主装置経由で折り返し電話をかけることもできます。(図1参照)
また、転送電話やメッセージ応答など留守録以外の応対方法への切り替えや、転送先の変更も携帯電話のブラウザから操作できます。
これらにより、外出で留守にすることが多いオフィスの電話対応をサポートします。
全主装置ラインアップに、留守録用のメモリー(最大2時間)を標準で搭載しています。
また、最大72時間まで録音できるボイスメモを利用すれば、音声ファイルとして取り出してパソコンなどで管理することができます。録音内容をパソコンやCDなどにバックアップしたり、エビデンスとして利用するなど、業務において録音機能を一層有効活用することができます。
さらに、留守録が入ると自動的に指定された相手にEメールを送信し、携帯のブラウザで、携帯電話で受信したメールを開き、主装置にアクセスし、再生・発信という連動機能が実現できます。(図2参照)
![[図1]不応答履歴の確認・発信の流れ、[図2]留守録通知メール受信後の流れ](0909a.gif)
夜間の電話機への給電を停止、また一定時間無操作の状態が続くと電話機のディスプレイのバックライトや機能ボタンのランプを消灯するなど、一層、環境への配慮を図りました。
さらに、2009年中に、NTT東日本／NTT西日本のNGN回線「フレッツ光ネクスト」を「integral-E」へ直接収容可能にする予定です。それにより、同社の提供する中小規模法人向けIP電話サービス「ひかり電話オフィスタイプ」を、アクセス回線の種別に関わらず利用できるようになります。
| 機種 | 価格(税抜き) | 出荷時期 |
|---|---|---|
| 日立 マルチコミュニケーション システム 「integral-E」 一式(構成:INSネット64 1回線、 多機能電話機5台) |
488,250円〜 (465,000円〜) |
2009年 9月28日 |
※SE費、据付調整費、保守費は含みません。
株式会社日立製作所 情報・通信グループ 通信ネットワーク事業部
企業ネットワーク本部 マーケティング部 [担当:中嶋、杉浦]
〒244-8567 横浜市戸塚区戸塚町216番地
TEL : 045-881-1221 (大代表)
以上
