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2009年8月31日
印刷速度を約1.5倍に、製品耐久性を2倍に強化するなど、大量・連続印刷向け性能を強化
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、基幹業務における大量、連続印刷を可能にするオープンシステム向けカット紙ページプリンタのラインアップに、印刷速度を現行機種*1比約1.5倍となる135ページ/分*2に向上するとともに、製品の耐久性を現行機種比2倍となる6,000万ページまで強化した「HT-4561シリーズ」を追加し、9月2日から販売を開始します。
ペーパレス化が進展する一方で、自治体の上下水道料金請求書や医療の診療報酬明細書の印刷など、企業や自治体の基幹業務で大量に発生する通知書や請求書などを、高速かつ印刷を中断せずに出力したいというニーズは、依然として存在しています。今回発表した「HT-4561シリーズ」では、印刷速度の高速化や耐久性の向上により大量印刷への対応を強化するとともに、給紙トレイのオートタンデム化*3や、トナーボトルの二重化により、印刷動作中での用紙補給やトナー補充を可能とするなど大量書類の連続印刷を支える機能強化を行い、オペレータの負担を大幅に軽減しました。さらに、きめ細かな印刷制限や印刷管理などといったセキュリティ機能を新たに搭載し、情報漏えいや不正印刷の抑止も可能にしました。
なお日立のプリンタ事業は、リコープリンティングシステムズ株式会社との協業により推進しており、日立独自のプリンティング関連ソフトウェアの開発やソリューションとの親和性・効率性の向上などを行うことで、サーバやストレージを含めたトータルシステムとして、プリンティングソリューションを提供しています。「HT-4561シリーズ」もその一環として製品化されたもので、ITシステムにおける重要な一要素と位置づけ、積極的な拡販を進めていきます。
印刷データを処理するコントローラと、システム制御用のコントローラを別のCPUとしたことで、印刷実行中に並行して印刷データを処理することが可能となりました。また同時に、用紙の搬送プロセスに高速区間と低速区間を設けて加減速制御を行うことで、効率的な排紙を実現しています。
これらにより、現行機種と比べ約1.5倍の印刷速度となる135ページ/分の高速印刷が可能です。
レーザーによる光の信号を紙の上の画像に変換する感光体において、摩擦や通電に対する耐久性を改良するとともに、変換作業において発生する熱の負荷を軽減する水冷式冷却ローラーを採用しました。さらに、筐体枠には強固な極太パイプ形状のフレームを採用することで、出力による振動や、時間経過による筐体の歪みを低減しました。
これらにより、現行機種と比べ2倍となる6,000万ページの耐久性を実現し、大量印刷業務におけるマシンの安定稼働を支援します。
給紙トレイのオートタンデム化により、印刷中でも用紙補給が可能となりました。またトナーボトルを同時に2本搭載できるため、印刷を中断することなくトナーボトルを交換することができます。これらにより、大量書類の効率的な連続印刷を実現し、オペレータの負担を大幅に軽減します。
さらに、トレイおよびスタッカー*4に内蔵可能な紙の容量を大幅に増やしました。給紙は最大8,850枚*5、排紙は最大12,750枚*6の大容量給紙/排紙構成が可能になり、用紙の補給・交換頻度を軽減できます。
印刷データや出力された紙媒体からの情報漏えいや不正利用などを防止するため、きめ細かな印刷制限や印刷管理、ハードディスク残存データの消去*7及び暗号化など、様々なセキュリティ機能を新たに加えました。これらにより、ユーザー企業の重要情報を守る、高い信頼性を実現しています。
オープン系システムの標準エミュレーションPCL 5e®や、ページ記述言語PostScript®3を、現行機種に引き続き搭載したことにより、オープン系アプリケーションから印刷処理を実行することができます。また、日立独自の専用ソフトウェア*8を経由することで、メインフレームからの帳票出力も可能です。
モデル名(形名) | 概要 | 価格 | 出荷時期 |
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HT-4561-135 |
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7,875,000円〜 (税抜7,500,000円〜) |
2009年 10月30日 |
HT-4561-110 |
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6,090,000円〜 (税抜5,800,000円〜) |
電話 | 0120-2580-12 |
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利用時間 | 9:00-12:00、13:00-17:00 (土・日・祝日を除く) |
以上