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2009年6月18日
業務アプリケーションデータの再配置を自動的に実施できる機能などを追加し、
全世界で販売開始
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、このたび、エンタープライズ向けディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V(日立ユニバーサルストレージプラットフォーム ブイ)」(以下、USP V)とエントリモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」(以下、USP VM)で提供しているオプション機能で、仮想化によりディスクアレイの容量使用効率を最大化できるボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning(日立ダイナミックプロビジョニング)」*1を強化します。具体的には、ディスクアレイの容量を追加した場合に、稼働中の業務アプリケーションデータの再配置を自動的に実現するといった機能を追加し、6月19日から全世界で販売を開始します。
今回の強化により、ディスクアレイの容量を段階的に追加する場合に、実記憶領域全体でデータ配置を均一化できるため、サーバなどからの一部のハードディスクドライブへのデータアクセスの偏りを防ぐことにつながります。これにより、安定した性能を確保するだけでなく、金融や製造業界など、さまざまな業界で増加し続ける企業データに柔軟に対応できます。
さらに、既存の業務アプリケーションデータを削除した際に、サーバ側の設定変更やシステムを停止することなく、その割り当てられている領域を解放できるほか、データ容量が必要な別業務への再活用を行う場合にも、データの再配置を自動的にできるようになります。これにより、業務ごとのシステム環境の変化に合わせデータを削除する場合に、サーバ側の設定変更やシステム停止を不要にするだけでなく、ディスクアレイの容量の効率的な運用が柔軟に、かつ容易に可能となるため、管理コストの削減にもつながります。
なお、日立は、2009年後半を目処に、スプリンクラーの誤作動などの外的障害要因をUSP VやUSP VMが受けた場合にも業務を止めずに、システムの継続稼働を支援するディスクアレイコントローラのクラスタリング機能「Hitachi High Availability Manager(日立ハイアベイラビリティマネージャー)」をUSP V、ならびにUSP VM向けに提供する計画です。本機能は、同一のサーバに接続する2台のディスクアレイ間で、業務アプリケーションなどのデータを複製するとともに、データ入出力パス管理ソフトウェア「Hitachi Dynamic Link Manager(日立ダイナミックリンクマネージャー)」と連携し自動的にデータへの入出力パスを切り替えることができるため、業務アプリケーションデータへの継続アクセスを可能にします。
日立は、今後も、金融業界をはじめ、さまざまな分野に仮想化技術を核として、業務効率を最大化し、TCOの削減を支援するストレージソリューションの提案、導入を積極的に進めていきます。
名称 | 価格(税込) | 出荷時期 |
---|---|---|
Hitachi Dynamic Provisioning 「ボリューム容量仮想化機能」 |
220万5,000円〜 | 2009年6月19日*2 |
顧客業務に重点を置き、顧客自身が複雑なシステム構成やその運用を意識しなくてもストレージ資産の最適な活用を実現するという統合ストレージソリューションコンセプト「Services Oriented Storage Solutions」に基づき、2007年5月にUSP Vを、2007年9月にUSP VMを全世界で販売開始し、2008年の実績としてエンタープライズ市場で、世界シェアNo.1*3を獲得しました。2009年3月末までに、ストレージ仮想化機能を搭載したUSP Vをはじめとするディスクアレイサブシステムを、全世界で約12,600台出荷しています。
日立は、2009年7月22日〜23日に東京国際フォーラムで開催する「日立uVALUEコンベンション2009」において、USP VやUSP VMを出展し、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を紹介します。
株式会社日立製作所 情報・通信グループ
RAIDシステム事業部 事業企画本部 製品企画部 [担当:田渕、印南]
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TEL : 0465-49-1111(大代表) 内線 5788、5761
以上