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2009年5月27日
株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、このたび、高性能・高信頼なシステム向けであるエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のエントリーモデル「EP8000 550」、「EP8000 520」において、最新のPOWER6+™プロセッサーを搭載するなどの機能強化を行いました。今回、機能強化した製品は、5月29日から販売を開始します。
なお、最新プロセッサーの搭載により、従来モデルと比較して「EP8000 550」は最大約1.15倍、「EP8000 520」は最大約1.26倍のトランザクション処理性能向上を実現しました。
エンタープライズサーバ「EP8000 シリーズ」は、システムとしてメインフレームクラスの信頼性と可用性を備え、ユーザーの基幹業務システムを支えてきたUNIXサーバです。これまでに、金融機関をはじめ、電力、交通といった社会基盤や企業の基幹業務において多くの採用実績があります。日立独自の高速系切替機能*1や日立ディスクアレイサブシステムとの連携機能などの高信頼化機能を実現するとともに、安定稼働に役立つ情報提供サービスやAIX*2予防保守パッチ提供サービス、AIXソースコード解析による緊急パッチの提供サービスといった高信頼なサポートサービスを継続することで、企業、社会の情報基盤システムの安定稼働を支援します。
「EP8000 550」はPOWER6+™ (5.0GHz)を最大8wayまで搭載することが可能な中位クラスのエントリーモデルで、POWER6™プロセッサーを搭載した従来モデルに比べ、最大約1.15倍のトランザクション処理性能向上を実現しました。メモリ容量は最大256GB、PCIスロット*3はI/Oドロワー*4を接続することで最大51スロットまで増強できます。以上により、小規模から中規模の業務システム、データベース、オンライントランザクション処理システムなどに最適な、優れた性能と拡張性を実現しました。
「EP8000 520」はPOWER6+™ (4.7GHz)を最大4wayまで搭載することが可能な下位クラスのエントリーモデルで、POWER6™を搭載した従来モデルに比べ、最大約1.26倍のトランザクション処理性能向上を実現しました。また、メモリは最大64GB、PCIスロットはI/Oドロワーを接続することで最大52スロットまで増強できるなど、下位クラスながら非常に高い拡張性を備えています。以上により、高いトランザクション処理性能を必要とする小規模の業務システム、データベースなどに最適なシステムを構築できます。
モデル | 形状 | プロセッサー (周波数) |
最大 プロセッサー数 (way) |
メモリ容量 |
---|---|---|---|---|
EP8000 550 | ラックマウント | POWER6+™ (5.0GHz) | 8 | 4〜256GB |
EP8000 520 | ラックマウント /タワー |
POWER6+™ (4.7GHz) | 4 | 4〜64GB |
モデル | 価格 | 出荷時期 |
---|---|---|
EP8000 550 | 1,090万8,450円〜 (税抜 1,038万9,000円〜) |
2009年7月31日 |
EP8000 520 | 464万5,620円〜 (税抜 442万4,400円〜) |
以上