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2008年11月28日
株式会社日立製作所
日立(中国)有限公司
株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)、日立(中国)有限公司(董事長:長野 晄史/以下、日立(中国))および中国中小企業対外合作協調センター(以下、中国中小企業センター)と寧波市人民政府は、本日、「日立/寧波市 中小企業向け省エネ・環境保全協力プロジェクト」について合意し、東京で開催された「第3回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」にて協議書に共同調印しました。
今回の合意により、日立、日立(中国)および中国中小企業センター、寧波市人民政府は「日立/寧波市 中小企業向け省エネ・環境保全協力プロジェクト」を立ち上げ、寧波市において、30〜50社の中小企業を選定し、これらの企業に対し、省エネに関する先進かつ成熟した技術やソリューションを応用し、対象企業の省エネルギーと環境保全の実現を目指します。
同時に、中国の実情に合った「家電のリサイクル、再利用モデル」の構築を検討するほか、日立がこれまで培った高い技術、高品質な製品、豊富な経験・ノウハウを活かし、寧波市の省エネ・環境 産業やハイテク産業のみならず、伝統産業の発展のために積極的に協力していく予定です。
今回合意されたプロジェクトは、日立として、2007年9月に合意された雲南省における「雲南/日立 鉄鋼、化学工業業界の電機システムの省エネ、余熱余圧利用モデルプロジェクト」に続く、第2の国家レベルのプロジェクトです。また、今年5月に日立が、国家発展改革委員会と調印した「中国の中小企業における省エネ・排出物削減に関するモデルプロジェクト」の具体的取り組みの 最初の事例となります。本プロジェクトは、日立の持つ省エネルギー・環境保全関連の高い技術、高品質な製品、豊富な経験・ノウハウにより、中国における省エネルギー・環境保全問題の解決に貢献できる大きな機会であり、日立と日立(中国)は、本プロジェクトの目標完遂に全力を尽くしていきます。
日立グループは、中国における省エネルギー・環境保全市場において、エネルギーシステム、水処理システム、省エネルギー機器、大気汚染防止対策技術などを展開しており、今後は家電のリサイクル、再利用、地域冷暖房システム事業を展開する予定です。今回の合意により、日立グループは、中国において、幅広い分野をカバーする先進技術と製品を活用しながら、省エネ・環境保全ビジネスを推進していきます。
「日本は早くから省エネ・環境保全事業を展開し、かつ大きな成果を上げた国の一つです。日立もこの過程で、幅広い分野をカバーする先進技術と製品を蓄積し、グローバルの先頭に立っています。中国の経済の発展スピードは速く、省エネ・環境保全のニーズも大きいため、日立グループは全力を尽くし、優秀な技術と製品を通じ中国に貢献していきます。」
寧波市は、中華人民共和国浙江省沿海部に位置する人口560万人の港湾都市であり、浙江省の重要な工業基地、および中国の主な食料、木綿、食用油の産地である。さらに、長い歴史をもつ対外貿易港としての側面を持ち、石油化学、鉄鋼、電力や製紙などの大型産業も発展している。
以上