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2008年11月19日
株式会社日立製作所
通華科技(大連)有限公司
日立(中国)有限公司

日立の指静脈認証装置を組み合わせたTHSの
「指静脈認証勤怠管理システム」が上海環球金融中心で稼働開始

[画像]指静脈認証装置を利用した勤怠管理システム
指静脈認証装置を利用した勤怠管理システム

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)の指静脈認証装置と通華科技(大連)有限公司(理事長:許 炎/以下、THS)の勤怠管理システムを組み合わせた「指静脈認証勤怠管理システム」が、上海環球金融中心(以下、SWFC)の最上階にある展望台を運営する上海秀仕観光会務有限公司(総経理:三戸 和仁)で働く従業員の管理委託会社である株式会社コングレ(取締役社長:隈崎 守臣)が採用し、このたび、正式に稼働を開始しました。

  SWFCは、森ビルグループの都市づくりのノウハウを注ぎ込んでつくられた「垂直の複合都市」で、最新鋭のスペックを誇るオフィス、最高級クラスのホテル、世界中から人々が集う商業施設やカンファレンス施設などを擁し、上海におけるビジネス、文化、エンターテイメントの一大拠点となることを目指し、10月25日にグランドオープンしました。今回、SWFCの展望台で働く現地従業員用として「指静脈認証勤怠管理システム」が採用されました。本システムにより、成りすましなどの不正を防止し、多様な雇用形態や特殊な勤務シフトでも、迅速かつ正確な勤怠管理が可能となります。

  なお、本システムは、大規模な勤怠管理システム開発の実績を持つTHSが、日立の協力により、指静脈認証装置と組み合わせて開発したシステムです。
  近年、多くの企業で「勤怠管理システム」の導入が進んでいますが、正社員のみならず、パートやアルバイト、契約社員といった多様な雇用形態により発生するサービス残業や従業員同士の成りすましなどが中国国内でも問題となり、勤怠内容を正確に把握したいというニーズが高まっています。

  今回、THSは、日立の協力により、日本国内の金融機関における生体認証付きATMで約7割の高いシェアを持つなど本人認証の新たなデファクトスタンダードとなりつつある指静脈認証装置を採用した「指静脈認証勤怠管理システム」を開発しました。
  なお、本システムは、THSが中国国内向けに販売するほか、日立(中国)有限公司(総経理:川野 薫)も販売していく予定です。

通華科技(大連)有限公司(THS)について

通華科技(大連)有限公司(代表者:許炎)は、中国、日本を中心としてソフトウェアの開発、ITソリューションの提供など、高い信頼性をもったシステムをグローバルに展開している企業です。

株式会社日立製作所について

株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長:古川 一夫)は、情報システム、電子デバイス、電力・産業機器、家電、素形材そして金融サービスなど幅広い製品・サービスを開発・製造・販売しています。2008年3月期連結売上は約11兆2267億円。連結従業員数約39万人。

指静脈認証技術について

指静脈認証技術は、株式会社日立製作所が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、直接センサー部に触れることなく高い認証精度を持ちます。また装置もコンパクトで、日本国内でデファクトスタンダードとなりつつあるATMの本人認証をはじめ、PCログインや入退管理のほかにも、ロッカーや複合機などの機器への組み込み、自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。

関連情報

商標に関する表示

  • 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ セキュリティ・トレーサビリティ事業部
事業企画部 [担当:長谷川、吉田]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1627 (ダイヤルイン)

通華科技(大連)有限公司 [担当:石橋]
中国大連市軟件園路80号 大連理工大学科技園(B座) 2階
TEL : +86-411-8489-1800 (代表)

以上

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