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2008年10月16日
株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、東武鉄道株式会社(取締役社長:根津 嘉澄)および東武タワースカイツリー株式会社(取締役社長:宮杉 欣也)が東京都墨田区にて進めている「業平橋押上地区開発事業」の中核施設である高さ日本一のタワー「東京スカイツリー」向けに、同施設の施工を担当する株式会社大林組(取締役社長:白石 達)から、昇降機19台を受注しました。今回受注した昇降機は、展望施設として日本一高い地上高450mの第2展望台用(第2展望台と第1展望台の往復用)高速・大容量エレベーター2台を含むエレベーター7台、エスカレーター12台の合計19台です。
今回、日立は、7台のエレベーターを受注しましたが、日本一の高さとなる地上高450mに位置する第2展望台に来場者が昇る際に利用するエレベーター2台はともに日立が納入します。エスカレーターについては、3階層に分かれた第1展望台内の移動用のエスカレーター2台など12台を受注しており、「東京スカイツリー」内の全台数を納入することになります。
日立は、1968年に竣工した日本初の超高層ビルとされる霞ヶ関ビルに、当時日本最速の分速300mの超高速エレベーターを納入して以来、2003年には六本木ヒルズに分速300m、積載質量2,900kg(1,450kg×2、定員44人)のダブルデッキ(2階建て)エレベーターを納入し、2007年にはクウェート最高層のビル「Al Hamra Mixed-Use Complex」向けに中東最高速*となる分速600mの超高速エレベーターを受注するなど、国内外の超高層ビル向けに、多数の超高速・大容量機種を受注・納入してきました。また、エスカレーターについては、安心・安全機能に強みを有しており、2008年1月に発売した新型エスカレーター「VXシリーズ」は、ハンドレールからの乗り出しを自動検知して音声アナウンスで注意喚起する、日立独自の「アクティブマルチセンサー」などが高く評価されています。
日立は、日本、中国、中東をはじめとする、超高層物件の需要が見込まれる地域に、超高速・大容量エレベーターを積極的に展開するとともに、安心・安全機能を高めたエスカレーターの拡販を図り、昇降機事業の拡大を図っていきます。
「東京スカイツリー」は、東武鉄道グループが2011年度の竣工をめざし建設を進めている地上デジタル放送対応のタワー(電波塔)です。2つの展望施設をはじめ、放送施設、店舗などを擁しており、最上部の高さは約610mと、世界最大級の高層建築物となります。また、この高さ450mに位置する第2展望台は、日本で最も高い展望施設となります。
所在地 | 東京都墨田区押上一丁目 |
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建物規模 | 地上高約610m |
用途 | 展望施設(第1展望台(レストラン、ショップ等)、第2展望台)、放送施設等 |
施工 | 株式会社大林組 |
設計 | 株式会社日建設計 |
以上