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2008年9月22日
GE日立ニュークリア・エナジー

米国の電力会社デトロイト・エジソンが原子炉の
建設・運転一体許可申請書を提出

GE日立ニュークリア・エナジーのESBWRを採用

  米国ミシガン州最大手の電力会社であるデトロイト・エジソンは、このたび、GE日立ニュークリア・エナジー(以下、GE日立)が設計した次世代原子炉「ESBWR(Economic and Simplified Boiling Water Reactor)」を採用した原子力発電設備を新たに建設するために、建設・運転一体許可申請書(以下、COLA)を米国原子力規制委員会(以下、NRC)に提出しました。今回、デトロイト・エジソンが建設を予定している発電設備は、デトロイト南部のエリー湖沿岸にある既設のフェルミ2原子力発電所に新たに増設するものです。GE日立は、今回のCOLA申請に関する技術支援を行っており、今後は、発電設備の建設に向けて、主要機器の契約締結に取り組んでいきます。

  米国では、現在、104基の原子力発電所が稼動しており、全米の電力の約20パーセントを提供しています。米国のエネルギー需要は伸長を続けており、米国原子力エネルギー協会は、2030年までに新たに20基から25基の原子力発電所が必要という予測を出しています。また、二酸化炭素の排出量が少なく、環境負荷低減の観点からも原子力発電の需要は一層高まっています。このような背景から、デトロイト・エジソンは、既設のフェルミ2原子力発電所における次世代原子炉の増設を計画しており、GE日立の次世代原子炉「ESBWR」を採用することを決定しています。

  GE日立は、米国において、次世代原子炉「ESBWR」の受注活動を積極的に展開しており、これまで、米国の電力会社であるドミニオン、エクセロン、エンタジーから、合計5基の長納期品に関する受注をしています。今月には、エクセロンが、テキサス州ビクトリア郡に建設を予定している原子力発電設備2基のCOLA申請を行っており、各電力会社とGE日立は、発電設備の建設に向けた計画を着実に進めています。GE日立は、今後も、環境に配慮した次世代原子炉「ESBWR」と、日本において豊富な建設実績を有する「ABWR(Advanced Boiling Water Reactor)」の受注活動を積極的に展開してきます。

以上

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