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2008年8月28日
大容量データの高速バックアップに高性能、高信頼、拡張性で対応
株式会社日立製作所 (執行役社長:古川 一夫/以下、日立) は、従来機と比較して約4.4倍となる4,800TB*1の記憶容量を実現し、大容量データの高速バックアップに高性能、高信頼、拡張性で対応することが可能な大型テープライブラリ装置「L56/3000」を、9月1日から販売開始します。
ビジネス環境の変化に伴い、ITシステムおよびその運用・管理はますます複雑化、高度化しています。また、事業継続、内部統制などの制度化により、基幹業務データなど高信頼性が必要とされるデータのバックアップ、長期保管に対する重要性はますます高まっています。
今回発表する新製品は、LTO *2Ultrium™4*3に対応したテープドライブを最大56台搭載できる、中〜大規模システム向けのライブラリ装置です。テープカートリッジは最大3,000巻を収容することが可能で、これにより従来機と比較して約4.4倍となる最大4,800TBの記憶容量を実現し、より大量のデータを長期に保管したいというニーズに応えました。さらに、電源装置やテープの挿抜・搬送を行うロボット機構を二重化することが可能となり、装置の信頼性と可用性を大幅に強化しています。
日立は本製品に加え、ドライブ1台/テープカートリッジ8巻を搭載可能な小型モデルから、ドライブ64台/テープカートリッジ10,000巻を搭載可能な大型モデルまで幅広いラインアップにより、ユーザーニーズに応じたさまざまなバックアップに対応します。
「L56/3000」は、従来規格比2倍の容量であるLTO Ultrium™4規格のテープカートリッジを最大3,000巻収容することが可能なテープライブラリ装置です。これにより、従来機と比較して、約4.4倍となる4,800TBの記憶容量を実現し、大量のデータを長期に保管することが可能になりました。
LTO Ultrium™4規格のテープスロットを200〜3,000スロットまで、テープドライブを1〜56台まで、柔軟に増設・拡張することができます。これにより、バックアップするデータ容量や処理時間に応じた、最適なシステムを構築することが可能です。
テープライブラリ装置の心臓部であり、テープカートリッジの挿抜、搬送を行うロボット機構を二重化することができます。また、電源部においても冗長構成を可能にするなど、ライブラリ装置の可用性を飛躍的に向上しました。
本製品はSAN(Storage Area Network)を介して、HP-UX11i、Windows Server® 2008、Windows Server® 2003、AIX®やSolaris™などのOSを搭載したサーバおよび、これらの混在環境でも利用できるなど、柔軟な接続性を持っています*4。これにより、ユーザーのシステム形式にとらわれない、効率的なバックアップシステムを構築することが可能です。
名称 | 価格*5 | 出荷時期 |
---|---|---|
L56/3000 テープライブラリ装置 | 1,680万円〜 (税抜1,600万円〜) | 2008年9月1日 |
項目 | 仕様(最大構成) | |
---|---|---|
テープドライブ | LTO Ultrium4(フルハイト) | |
搭載ドライブ数 | 56 | |
テープスロット数 | 3,000 | |
最大記憶容量 | 非圧縮時 | 2,400TB |
圧縮時*6 | 4,800TB | |
テープロード時間 | 19秒 | |
テープアンロード時間 | 19秒 | |
平均データアクセス時間 | 62秒 | |
スループット (搭載ドライブ数最大時) |
非圧縮時 | 24.192TB/h |
圧縮時*6 | 48.384TB/h | |
接続インタフェース | ファイバチャネル | |
電源電圧 | AC200V | |
電源コンセント数 | 4(冗長電源) | |
外形寸法(W×D×H)mm | 4,756×1,245×2,000 | |
装置質量 | 2,050kg | |
接続サーバ | BladeSymphony(BS1000),HA8500,HA8000, EP8000,9000V |
電話 | 0120-2580-12 |
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利用時間 | 9:00-12:00、13:00-17:00 (土・日・祝日を除く) |
以上