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Hitachi

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2008年8月27日

日立データシステムズがNASAの気象データシステムに
コンテンツアーカイブソリューションを提供

- Hitachi Content Archive Platformによりアーカイブデータを高速に読み出し、
オゾン層や気候変動の研究をサポート -

  日立製作所の100%子会社であり、海外においてストレージソリューション事業を展開している日立データシステムズ(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、CEO:小菅稔、以下、HDS)は、NASA(アメリカ航空宇宙局:National Aeronautics and Space Administration)の気象データシステムOMIDAPS*1に、コンテンツアーカイブ向けストレージソリューションHitachi Content Archive Platformを提供し、アーカイブされた地球大気に関する科学データが、従来に比べ高速に取り出せるようになったことを、本日、発表しました。

*1
OMIDAPS : Ozone Monitoring Instrument Data Processing System

  Hitachi Content Archive Platformは、日立の統合ストレージソリューションコンセプトServices Oriented Storage Solutionsに基づく、安全確実なデータ長期保管が可能なコンテンツアーカイブ向けストレージソリューションで、アーカイブデータをハードディスクベースで記録するため高速アクセスが可能で、アーカイブデータ容量について高スケーラビリティを備えています。

  地球温暖化といった環境問題への関心が高まる中、NASAでは研究者が地球環境に関するデータにアクセスできることが、非常に重要になっています。研究者に対し安全確実でタイムリーにデータを提供するため、NASAでは、より短時間でデータが取り出せ、システム障害でもデータ損失が無く、オペレータが不注意でデータを消去してしまうことが無いようなシステムを必要としていました。NASAは、70テラバイトのデータに対する統合管理とデータ読み出し性能向上のために、Hitachi Content Archive Platformを選択しました。

  NASAのコンピュータ技術者であるCurt Tilmes氏は、次のように話しています。「データを取得するのが、困難だったり時間がかかったりすると、われわれの研究の支障となります。そのため私たちは、自動で高速にデータを取り出し、全てを自分のデスク上で取扱え、しかも操作が容易なアーカイブテクノロジーを求めていました。Hitachi Content Archive Platformの最も良い点は、テープベースのシステムでの遅さを感じさせること無しに、アーカイブデータの入出力が可能なことです。アーカイブデータを容易に操作できるということは、われわれの組織では非常に価値あることで、研究者は地球の環境診断に集中することができます。」

  NASAの研究者のミッションは、環境のためのITソリューションを全世界の顧客に提供するパートナーになるという、日立のグリーン化を推進する方針と合致するものです。このグリーン化推進のコアとなるのは、システムが寿命となって処分されるまでのシステムライフサイクル全体を通じて、環境に優しいストレージシステムの設計・製造・サポートを行うことです。

  米国メリーランド州グリーンベルトにあるOMIDAPSは、地球大気の構成成分に関する科学データを収集管理しており、そのアーカイブデータは、オゾン層や地球の気候変動の研究に用いられています。またこのアーカイブシステムは、地球環境に関係する他のNASA関連のプロジェクトでも活用される予定です。

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