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2008年7月18日
株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、インターネットやイントラネットで用いられる技術の標準化に取り組む国際組織W3C*1のWAI*2が策定するリッチインターネットアプリケーション*3のアクセシビリティガイドライン「WAI-ARIA*41.0」エディターズドラフト(草案)(以下、「WAI-ARIA*41.0」草案)を日本語化し、日立のホームページ上にて公開します。
日立は、今回の取組みにより、Webサイトの音声読み上げや文字拡大を実現するソフトウェア「ZoomSight」など自社製品の新ガイドライン「WAI-ARIA」への対応をすすめるとともに、日本国内におけるWebサイトやWebシステムのアクセシビリティやユーザビリティがさらに向上することをめざして、スクリーンリーダー*5などを開発販売する企業の「WAI-ARIA」への対応を支援します。
現在、国内外のWebサイトにおいては、閲覧者の使いやすさや分かりやすさを理由に、Ajax*6やDHTML*7などを用いて動的なコンテンツを提供するリッチインターネットアプリケーションの利用が増加しています。これらのサイトでは、マウスのドラッグ・アンド・ドロップ操作で、表示画面の一部をずらすように動かすことができるなど閲覧者の操作性を向上するものの、マウスでの操作が中心でキーボードによる操作ができないことや、画面読み上げソフトウェアなどを利用できないなど、アクセシビリティの低下も生み出しやすいといわれています。そのため、WAIでは、リッチインターネットアプリケーションを用いたWebサイトのアクセシビリティを確保する仕様「WAI-ARIA 1.0」草案を発表し、2008年度中にその正式版を発表する予定です。
「WAI-ARIA」は、日本国内のスクリーンリーダーなどWebサイト閲覧の支援ツールを開発する企業やWebシステム開発企業が、アクセシビリティを確保する際に対応の求められる新しい仕様のため、これらの企業にとっては、対応にあたり「WAI-ARIA 1.0」草案の早急な日本語化は不可欠の状況でした。今回、日立は、これらの動きにいち早く対応し日本語版を公開します。
なお、日立のユニバーサルデザインへの取組みや、今回発表した「WAI-ARIA 1.0」草案の日本語版公開については、7月17日(木)、18日(金)と東京国際フォーラムにて開催される「日立uVALUEコンベンション2008」にて展示とセミナー形式で紹介します。
今回発表した「WAI-ARIA 1.0」エディターズドラフト(草案)の日本語版公開サイトは、以下です。
株式会社日立製作所 情報・通信グループ 国際標準化推進室 [担当:野村]
〒140-8572 東京都品川区南大井6丁目27番18号 日立大森第二別館
TEL : 03-5471-2278 (ダイヤルイン)
以上