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2008年6月9日
IPテレフォニー環境に加え既存電話環境にも対応
株式会社日立製作所 (執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、通信と情報システムを融合するソリューションCommuniMax(コミュニマックス) において、電話システムとアプリケーションサーバを連携するソフトウェアである「テレフォニー連携ベース」を開発し、6月11日から販売を開始します。「テレフォニー連携ベース」は、IPテレフォニー環境だけでなく、既存の電話環境にも対応します。
近年、業務効率の向上をめざし、企業では通信と情報システムの連携(ICT:Information and Communication Technology)を進めてきています。一方で、通信と情報システムとの連携にはIPテレフォニーへの入れ替えが前提になっている場合がほとんどで、既存の電話環境のオフィスで働くユーザーからもIPテレフォニー環境と同等の便利さを享受したいというニーズも高まっています。
こうしたニーズに応えるため、今回、日立はIPテレフォニー環境だけでなく、従来の電話環境にも対応する「テレフォニー連携ベース」を提供します*1。
従来、アプリケーションとの連携はIPテレフォニー環境でのみ対応するのが一般的でしたが、本システムでは、既存の電話環境との接続も可能です。これにより、ユーザーが現在利用している電話機をそのまま本システムで利用できます。また、内線だけでなく、外線や携帯電話などへの電話発信も可能です。
アプリケーションとのインタフェースをAPI*2として提供しているため、Webアプリケーションや各種クライアントサーバシステムの操作画面から電話発信メニューや電話番号をクリックするだけで電話発信が可能となるしくみが構築できます。
電話端末側に発信履歴を残さずに電話することができ、万が一、電話端末を紛失した場合にも顧客電話番号などの情報漏えい防止に役立ちます。また、社員や顧客の電話番号を社内で一元管理し、Web電話帳から電話発信することにより、さらにセキュリティに配慮した安心・安全な電話環境を実現します。
電話システムと連携するアプリケーションに対して、各種コミュニケーション機能を統一したインタフェースで提供するため、日立のERPパッケージ「GEMPLANET Ver.2」、「IBM® Lotus® Sametime® 8.0」、Web電話帳をはじめ、その他のアプリケーションを追加する場合でもシステム変更を最小限に抑えられます。
なお、6月11日〜13日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2008」の日立ブースにおいて、IBM® Lotus® Notes電話連携システムとして展示します。また、7月17日〜18日に東京国際フォーラムで開催される「日立uVALUEコンベンション2008」において、「GEMPLANET Ver.2」連携システムを展示します。
製品名 | 概要 | 価格 | 出荷時期 |
---|---|---|---|
テレフォニー連携 ベース |
各業務アプリケーションから電話発信を 実現するために、Javaインタフェースを 提供するベースソフトウェア。 |
52万5千円〜 (税抜50万円〜) |
2008年 6月11日 |
テレフォニー連携 オプション−NO |
IBM Lotus Notes/Sametime連携に 必要となるソフトウェア。 (「テレフォニー連携ベース」に追加する) |
10万5千円〜 (税抜10万円〜) |
2008年 7月22日 |
※ 価格はソフトウェアのみのもので、ハードウェア、導入サービスなどは含みません。
通信と情報システムを融合するソリューションCommuniMaxは、コンサルテーションから設計・構築・運用・保守までワンストップで提供します。IPテレフォニーを核として、ユーザービジネスのスピードアップを図るとともに多様なワークスタイルを実現します。
株式会社日立製作所 情報・通信グループ ネットワークソリューション事業部
CommuniMax販売推進部 [担当:木村]
〒140-8573 東京都品川区南大井六丁目26番2号 大森ベルポートB館
TEL : 03−5471−2211 (ダイヤルイン)
以上