ニュースリリース

米のおいしさを引き出す「極上炊き」コースの炊飯時間を約1/2*1に短縮

圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜 はやくてうまい極上炊き」
シリーズを発売

業界初*2、給水要らずのスチーム炊飯・保温も実現

  日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津尚澄)は、米本来のおいしさを引き出す「極上炊き」コースの炊飯時間を従来機種の約半分の約44分にした圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜 はやくてうまい極上炊き」の最上位タイプRZ-HVシリーズ2機種と、高級タイプRZ-HXシリーズ2機種を7月12日から発売します。
  本製品では、新しい鉄釜の採用や、圧力、スチーム制御の最適化により、ご飯の粘りや甘み、つやはそのままに、日立独自の「極上炊き」コースの炊飯時間短縮を実現しました。また、業界で初めて、「給水レス オートスチーマー」機構を採用し、炊飯のたびに必要だった給水タンクへの水入れを行わずにスチーム炊飯・保温を可能としました。さらに、RZ-HV100Kでは、年間消費電力量を約83.6kWh/年に抑え、業界No.1*3の省エネ性能も実現しました。
  なお、準高級および標準タイプの「黒鉄厚釜」のRZ-HGシリーズ、RZ-HDシリーズも8月1日から発売します。

型式および発売日

型式	最大 炊飯容量	本体希望 小売価格	発売予定	当初 月産台数
RZ-HV100K RZ-HV180K	1.0L 1.8L	オープン価格	7月12日	5,000台
RZ-HX100J RZ-HX180J	1.0L 1.8L	オープン価格	7月12日	5,000台
RZ-HG10J RZ-HG18J	1.0L 1.8L	オープン価格	8月1日	8,000台
RZ-HD10J RZ-HD18J	1.0L 1.8L	オープン価格	8月1日	12,000台

新製品の主な特長　＜「打込み鉄釜 はやくてうまい極上炊き」RZ-HV100K＞

1. 新しい鉄釜の採用や、圧力、スチーム制御の最適化などにより、炊飯時間を約1/2に短縮

  本製品では、米本来の持つおいしさを十分に引き出す日立独自の炊飯コース「極上炊き」の炊飯時間をおいしさはそのままで、従来の約90分から約半分の約44分に短縮しました。

(1) 熱伝導率を向上させた新「打込み鉄釜」を採用

  浸し工程について、従来は低温の水で時間をかけて行っていましたが、今回、浸し温度を高温にし、短時間で米の芯まで吸水させることができるようになりました。IH加熱効率の良い鉄釜に新しい基材を採用し、熱伝導率をさらに向上させたことで、鉄釜内の温度を素早く高めることができ、浸し時間の短縮につなげました。

(2) 炊き上げ工程での加圧タイミングを前倒し

  炊き上げ工程において、従来に比べ、加圧のタイミングを早め、沸騰前から圧力をかけることで、加圧時間を長くし、米への水分の浸透を速めることができ、吸水時間を短縮しました。

(3) 高温スチームの発生を早める制御を搭載

  炊飯中に発生した蒸気を鉄釜内に閉じ込め、蒸らし工程の直前に再び加圧し、釜内部を高温に保つことで、蒸らし工程の当初から高温スチームを発生させることができ、蒸らし時間を短縮しました。

2. 業界初、「給水レス オートスチーマー」機構で、給水不要のスチーム炊飯・保温を実現

  本製品では、業界で初めて、給水タンクへの水入れなしに高温スチームを発生させる日立独自の「給水レス オートスチーマー」機構を採用しました。これは、内ふたを2枚の円形プレートからなる二重構造にしたもので、炊飯中に発生した蒸気を内ふたの内部に取り込み、結露させることで水に変えて蓄えます。この水を再び加熱し、発生させた高温スチームを内釜に素早く、均一に送り込み、蒸らし工程や、保温・再加熱時に利用できるため、炊飯のたびに必要だった給水タンクへの水入れの手間を省きました。なお、2枚のプレートは、簡単に取り外せ、凹凸の少ない洗いやすい形状です。

3. 業界No.1の省エネ性能を実現

  本製品では、IH加熱の発熱効率が高い、新しい鉄釜の採用や加圧のタイミング、ヒーター通電の最適化などにより、消費電力の低減を図ることで、年間消費電力量を約83.6kWh/年*4に抑え、業界No.1の省エネ性能を実現しました。2008年度省エネ目標基準値に対する達成率は103％です。

*1

当社従来機種RZ-GV100J(2007年発売)との比較。3カップ炊飯時。

*2

2008年7月12日発売予定。家庭用ジャー炊飯器において。

*3

2008年6月4日発表。家庭用ジャー炊飯器(電磁誘導加熱方式、最大炊飯容量0.99〜1.44L未満)において。

*4

省エネ法・特定機器「ジャー炊飯器」測定方法による。

需要動向と開発の背景

  2008年度のジャー炊飯器の需要は、約633万台、前年比100％と見込まれます。中でも、IHタイプは前年比104％と増加傾向にあります。また、食にこだわりを持つ団塊世代の退職や、食育の浸透による日本食への注目度の高まりを背景に、高級クラスにおいては前年比115％と高い伸びが予測されます。
  当社の高級炊飯器購入者に対して実施した調査では、おいしさを追求した「極上炊き」コースの炊飯時間短縮や、給水タンクなどの清掃性の向上などが求められていることがわかりました。そこで、今回、熱伝導率を向上させた鉄釜の採用や、給水要らずの高温スチーム発生機構の搭載などにより、従来からの「極上炊き」のおいしさを維持しつつ、炊飯時間を短縮するとともに、給水タンクへの水入れを不要とするといった操作性、清掃性の向上を図った製品を開発しました。また、地球環境への配慮から、消費電力についても低減し、省エネNo.1を実現しました。

添付資料

圧力IHジャー炊飯器「打込み鉄釜　はやくてうまい極上炊き」RZ-HV100Kの詳細説明(PDF別紙)

お客様からの問い合わせ先

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