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2008年5月19日

「SaaS型ビジネスアプリケーションサービス」の提供を開始

企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」を基盤として、
「設計・製造管理・保守担当者向け図面/仕様書管理サービス」の提供を開始

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、「SaaS型*1ビジネスアプリケーションサービス(以下、「ビジネスSaaS」)」の提供を開始します。具体的には、これまで10年間にわたり約40,000社の会員企業、20社を超えるサービスパートナーからの利用実績を有する企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」(以下、「TWX-21」)上にBtoB向けサービスを新たにビジネスSaaSとしてメニュー化し、企業間活動に関わる複数の企業の業務別、役割別、利用者別に応じたきめ細かなアプリケーションサービスの提供を開始します。本サービスの提供により、企業間でとり行われるさまざまな業務の遂行をセキュアに、かつ高品質に実現します。
  本サービスの第一弾として、「設計・製造管理・保守担当者向け図面/仕様書管理サービス」の提供を 6月1日から開始します。

*1
SaaS (Software as a Service) :特定及び不特定ユーザが必要とするシステム機能を、ネットワークを通じて提供するサービス、あるいは、そうしたサービスを提供するビジネスモデル。出典:「ASP・SaaSの普及促進策に関する調査研究」報告書(2007年4月 ASPIC Japan 総務省)

  企業活動を推進する上でビジネスパートナーや取引先といったグローバルかつ多岐にわたる企業・団体との業務連携はますます重要となっています。業務連携に必要な情報や機能は多様化しており、今後複数の企業が連携するSCMやトレーサビリティなどのシステムに関しては「自社で作る・保有する」企業内システムと「各社で共同利用する」企業間(BtoB)の広域システムを効率よく組み合わせて利用していくことが企業活動の拡大のために必要となります。このように企業情報システムにおいて、連携したい業務、共有したい情報、機能を変化の激しい状況の中で短期間に実現するために、ネットワーク上で提供するSaaSといったサービスをセキュアで高品質に利用するニーズが高まっています。

  今回提供を開始する「ビジネスSaaS」は、企業間(BtoB)で行われる業務アプリケーションサービスを、関連する企業の業務別、役割別、利用者別に応じて「TWX-21」上でSaaS型サービスとして提供していくものです。これらのサービスは「TWX-21」がこれまで蓄積してきたノウハウ、機能を核として、新たに幅広い業務アプリケーションサービスをセレクトイン(付加)していく形で提供していきます。これにより、「TWX-21」は、それぞれのサービスが連携、融合していくことで、会員企業同士がそれぞれのメリットを享受でき、互いに価値を高めることで全体として成長するエコシステムとなります

  日立は、これまでお客様が「自社で構築する」企業内システムをSIベンダとして、「各社で使う」企業間(BtoB)の広域システムはサービスベンダとして、様々のお客様にソリューション提供しています。
  「TWX-21」は、お客様の企業活動をトータルに支援する企業間ビジネスメディアサービスとして、EDI、SCM支援、MRO*2集中購買サービス他、BtoBの各種サービスを提供しています。サービス開始から 約10年で、現在会員企業約40,000社、約20カ国・地域の海外企業2,100社、「TWX-21」上での推定商取引規模は約10兆円/年超で国内最大規模のサービス基盤となっています。ユーザーアンケート、ユーザー連絡会、グローバルヘルプデスク対応といったユーザーコミュニティ活動、また社団法人 電子情報技術産業協会のEDI業界標準化活動を通して、よりお客様、ビジネスパートナーの声をサービスに反映させています。

*2
MRO (Maintenance, Repair & Operation) :事務用品等の間接材・消耗品

  今回「ビジネスSaaS」の第1弾としてリリースする「設計・製造管理・保守担当者向け図面/仕様書管理サービス」の特徴は次の通りです。
  設計者や製造管理者、保守担当者などが、ビジネスパートナーや取引先と業務を遂行する際に授受、共有すべき情報(ビジネスドキュメント)は、設計図面書・システム仕様書など多種存在します。また、ビジネスドキュメントごとに業務プロセスが存在しますが、そのプロセスは「可視化」が難しく、業務進度の効率低下、問題の検知・対処の遅れなどの原因の一つとなっています。
  このような課題を解決するため、次の機能をビジネスSaaS型サービスとして提供します。

  1. 設計情報(製品仕様、図面、仕様書、環境情報等)や保守開発情報(検査情報、品質情報等)といった任意の形式のビジネスドキュメントをセキュアな空間でタイムリーに授受、共有でき、ドキュメントの交換履歴、共有状況を可視化します。
  2. ビジネスドキュメント単位に、業務手順を規定し、定型化することで、業務を遂行する担当者や業務をマネージメントする管理者が、それぞれの立場で業務の量や業務の優先順位を把握でき、業務の遅延、漏れなどの発生の抑制を支援します。
  3. ビジネスパートナー同士が、ドキュメントの確認状況を把握することができ、企業間(BtoB)での業務の進捗状況や漏れを互いにチェックすることができます。

「設計・製造管理・保守担当者向け図面/仕様書管理サービス」の利用者は、インターネット利用環境、ブラウザーを用意するだけで利用することが可能です。

  今後「ビジネスSaaS」として、「受発注管理業務サービス」、「倉庫(出荷・納品)管理業務サービス」といったビジネスアプリケーションの提供を計画しており、「TWX-21」上でニーズの高いBtoB向けサービス群をセレクトイン(付加)させ、より幅広いビジネスアプリケーション群を提供していきます。

  当社は従来企業向けに機能提供することが主であったSaaSを、企業と企業、さらに業務に携わる人と人を結ぶ機能を実現することに注力してサービス提供します。また、お客様が「自社で構築する」企業内システムをSIベンダとして、お客様が「複数のパートナとの間で利用する」企業間(BtoB)の広域システムはサービスベンダとして、それぞれSI・サービス提供の実績のノウハウを反映させながら、お客様に最適なソリューションを提供していきます。

価格及び提供時期

サービス名 価格 提供時期
設計・製造管理・保守担当者向け図面/仕様書管理サービス 個別見積り 6月1日

関連情報

他社商標注記

  • 記載されている製品、サービス名は各社の商標並びに登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ
産業・流通システム営業統括本部 産業第二営業本部 eソリューションG [担当:宮村]
〒140-8573 東京都品川区南大井六丁目26番2号 大森ベルポートB館
TEL : 03-5471-2851 (ダイヤルイン)

以上

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