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2008年4月21日

多様な情報を表示できるインフォメーションディスプレイシステムを
ノースウエスト航空の「ワールドクラブ®」*1ラウンジに納入

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、最新のフライト情報や動画ニュース、航空会社からのお知らせなど、複数の情報を1つの画面内に分割表示できるインフォメーションディスプレイシステムを、ノースウエスト航空(以下、NWA)の協力のもと開発し、4月22日に、NWAが成田国際空港内にグランドオープンする「ワールドクラブ®」ラウンジに納入します。本システムは、NWAだけではなく、提携航空会社の乗客も利用するラウンジの特性に対応し、提携航空会社を含めたフライト情報を表示するなど、お客様へのきめ細やかな情報提供サービスを実現します。また、従来NWAのスタッフが日本語と英語で行っていた、ラウンジ内への搭乗案内をはじめとするフライト情報のアナウンスについて、専用のタッチパネル方式端末による簡単な操作で、自動音声による放送ができるなど、スタッフの業務効率化に貢献します。

  近年、公共空間で様々な情報をリアルタイムで表示するパブリックディスプレイの用途が拡大しています。空港内においても、フライト情報をはじめとする各種情報を提供するニーズが高まってきています。また、航空業界では航空会社間の提携が進んでいることから、空港内のラウンジなどでは複数の航空会社の乗客が利用することが多くなっており、提携航空会社を含めた複数社の最新のフライト情報を表示することが求められています。

  日立は、2003年7月から、インターネットなどを利用して多様な映像コンテンツを多拠点のディスプレイ上に表示する、デジタルサイネージ*2サービス「MediaSpace」の提供を開始し、流通企業、金融機関、交通機関などに設置した2,500台以上のディスプレイに情報配信を行っています。

  今回NWAに納入したシステムは、従来のデジタルサイネージサービス「MediaSpace」をベースに、NWAがもつ空港内における情報提供サービスのノウハウを組み込むことで、お客様へのきめ細やかでタイムリーな情報提供サービスを実現します。また、専用のタッチパネル方式端末の導入によって、スタッフの業務負担を軽減します。

  今後日立は、多様な顧客ニーズに対応したインフォメーションディスプレイシステムを、空港をはじめ、様々な公共空間に展開していきます。

*1
「ワールドクラブ®」は、ノースウエスト航空の登録商標です。
*2
デジタルサイネージ: デジタル技術を使いタイムリーに映像や情報をディスプレイに表示する次世代型インフォメーションシステム

本システムの特長

1. 複数の情報を1つのディスプレイで同時に表示

  ラウンジ内に設置したディスプレイに、フライト情報、国内外の動画ニュース、航空会社からのお知らせなど、画面を分割して複数の情報を表示することで、ラウンジを利用するお客様に対して、ラウンジ内を移動することなく、さまざまな情報を確認できる環境を提供します。

2. スタッフ専用タッチパネル方式端末による自動音声案内や緊急の情報表示の提供

  ラウンジ内への搭乗案内をはじめとするフライト情報の提供は、従来NWAのスタッフによるアナウンスによって行われてきましたが、本システムの導入により、スタッフがタッチパネル端末を操作することで簡単にラウンジ内への自動音声案内を行うことができ、スタッフの業務負担を軽減します。また、緊急の情報が発生した場合にも、同じ端末から簡単な操作でディスプレイに情報を追加表示することが可能で、スタッフの業務効率化に貢献します。

3. 提携の航空会社を含めたフライト情報の提供

  各航空会社によるディスプレイ等を用いたフライト情報の提供サービスは、個別の航空会社のみの情報を表示する形が一般的ですが、ラウンジは提携航空会社の乗客も利用するため、本システムでは、NWAに加えて、同社の提携航空会社の情報を表示できるようにしました。

画面イメージ

[画像]画面イメージ

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 都市開発システムグループ ソリューションエンジニアリング本部
メディアサービス部 [担当:西]
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
TEL : 03-4232-5638(直通)

以上

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