本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2008年3月5日
株式会社 日立製作所

コンテンツアーカイブ向けストレージアプライアンス
「Hitachi Content Archive Platform」のシステム管理機能、
セキュリティ機能を強化

- 併せてデータアーカイブソリューションのメニューを強化 -

コンテンツアーカイブ向けストレージアプライアンス「Hitachi Content Archive Platform」

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下 日立)は、電子メールや契約書、公的文書、図面等のコンテンツを長期保管するコンテンツアーカイブ*1向けストレージアプライアンス「Hitachi Content Archive Platform」において、本格化するコンプライアンスやビジネスリスクへの対応に向け、ロールベースの管理者アカウント管理*2や管理者操作ログの記録など、システム管理およびセキュリティに関する機能を強化しました。
  さらに、ユーザーの多様なニーズに応えるアーカイブソリューション提供のために、アーカイブ機能を備える様々なミドルウェアとの連携拡大の一環として、今回新たにシマンテック コーポレーションのインテリジェント コンテンツ アーカイビングソリューションである「Symantec Enterprise Vault」と連携したメールデータアーカイブに対応し、ソリューションサービスのメニューを拡充しました。
  今回機能強化した新モデルおよび新ソリューションは、3月6日より販売を開始します。

*1
コンテンツアーカイブ : 上書きできないコンテンツ(電子メール等)を長期保管する技術
*2
ロールベースの管理者アカウント管理 : ロール(役割)を単位として、きめ細かに操作/アクセス権限を管理する方法

新製品、新ソリューションの特長

1. Hitachi Content Archive Platformのシステム管理、セキュリティ機能を強化

  より柔軟できめ細かいシステム管理、セキュリティ管理を可能とするため、今回新たにロールベースの管理者アカウント管理、管理者操作ログの記録、ログの自動外部送信に対応しました。

  1. ロールベースの管理者アカウント管理
  2.   Hitachi Content Archive Platformの管理者権限を、システムの設定・変更、コンテンツ検索機能利用、アカウントの登録・削除など5種類のロール(役割)に細分化し、アカウントごとにきめ細かく管理者権限を設定可能としました。ひとつの管理者アカウントに対しロールを複数付与できるため、管理者権限を必要最小限に、きめ細かく割当てることが可能です。これにより、セキュリティを保ちつつ運用管理の効率性、柔軟性を向上します。

  3. 管理者操作ログの記録
  4.   システムの稼動状況ログに加え、Hitachi Content Archive Platformに対するすべての管理者操作履歴(ログイン/ログアウト、設定変更等)のログを記録し、管理者のアクセスをトラッキング(追跡・分析)可能とします。これにより、管理者アカウントを用いた不正アクセスおよび情報漏えいが無いことを確認・証明することができます。

  5. ログの自動外部送信
  6.   エラーなどの問題発生時に、Hitachi Content Archive Platformの稼動状況や管理者操作履歴のログを自動的にログ管理サーバ*3へ送信します。これにより、迅速な状況把握、問題解決が可能となります。また、他のサーバやストレージ、ネットワーク機器などとHitachi Content Archive Platformをあわせたシステム全体の稼動状況を、ログ管理サーバで一括して確認することができます。

*3
ログ管理サーバ : 稼動状況や警告状況、データ通信履歴など、企業内システムで生じるログを収集・保管するサーバ

2. メールデータアーカイブソリューションを強化

  2007年10月より、シマンテック コーポレーションのインテリジェント コンテンツ アーカイビングソリューションであるSymantec Enterprise Vaultと連携したファイルデータアーカイブソリューションを提供してきました。これに加え、新たにメールデータアーカイブソリューションにおいてもSymantec Enterprise Vaultと連携したメールデータの保存、管理、検索を可能とし、Hitachi Content Archive Platform向けアーカイブソリューションのメニューを拡充しました。
  インテリジェントな分類/保存技術によるデータの取得/分類/索引付け/保存や、アーカイブに関するポリシー定義に基づいたデータアーカイブが可能なSymantec Enterprise Vaultと、Hitachi Content Archive Platformが連携することにより、効率的かつ安全なメールデータアーカイブが可能です。

  今回提供する製品、ソリューションは、顧客業務に重点をおき、顧客自身が複雑なシステム構成やその運用を意識しなくてもストレージ資産の最適な活用を実現するという統合ストレージソリューションコンセプト「Services Oriented Storage Solutions」に基づいています。

Hitachi Content Archive Platformについて

  Hitachi Content Archive Platformは、堅牢なデータ保護機能、優れたスケーラビリティを備えたコンテンツアーカイブ専用ストレージです。ファイル単位のWORM機能*4や定期真正性チェック機能に加え、ディスクの暗号化機能や、内容が同一の複数データを一つの実体データとして格納することで重複を排除しストレージ使用量を削減するシングルインスタンス機能、ストレージを増設した場合でも論理的に単一のファイルシステムとして利用可能なシングルネームスペース機能*5などコンテンツアーカイブに向けた数々の優れた機能を備えており、効率的な運用を支援します。また、ストレージ容量は最大344TBと大容量で、容量の拡張も必要に応じてストレージを追加することで容易に行えます。
  Hitachi Content Archive Platformは、日々増え続けるデータを長期にわたり安全に保管し、かつ迅速に活用できるストレージ環境をお客様に提供します。

*4
WORM機能 : データ改ざん防止機能(Write Once Read Many)
*5
シングルネームスペース機能 : 物理的に装置を増設してもアクセス元の設定を変えずにファイルシステム容量を増設できる機能

新製品、新ソリューションの価格・提供開始時期

1. Hitachi Content Archive Platform (機能強化モデル)

名称 概要 価格(税込) 提供時期
Hitachi Content Archive Platform
(シングルノード構成)
ノード : 2台
ストレージ容量 : 2.4/5.9TB
1,061万8,860円〜 2008年
3月28日
Hitachi Content Archive Platform
(クラスタノード構成)
ノード : 4台
ストレージ容量 : 9.8〜344TB
3,146万8,290円〜

2. コンテンツアーカイブソリューション

名称 概要 価格(税込) 提供時期
Hitachi Content Archive Platform
Implementation service for E-mail
電子メールのアーカイブ環境の
導入・構築を実施
個別見積 2008年
3月28日

関連情報

他社商標注記

  • 記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
SANソリューション事業部 事業企画部 [担当:松島、喜多村]
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
TEL : 0465-47-1111 (大代表) 内線5500、5519

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。