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2008年1月31日
株式会社日立製作所(執行役社長:古川一夫/以下、日立)は、このたび、小型・非接触の認証装置「日立指静脈認証装置」のラインアップに、さまざまな機器の認証装置として組み込むことが可能な「機器組み込み用指静脈認証ユニット」を追加し、2月1日から提供を開始します。
本製品を組み込むことで、従来はICカードやID・パスワード入力により認証していたものを、指だけで認証することなどが可能となります。なお、認証を行う際の指静脈の撮影から指静脈の登録データとの認証・照合までの処理は、組み込む機器に依存することなく、本製品だけで行うことができます。これにより、例えば、鍵の代わりに指静脈だけで開錠できる金庫やロッカーのほか、指静脈認証による本人認証後に出力可能となるプリンタや複写機などへの適用も可能です。そのほかにも、従業員の不正利用を防ぐPOSレジスターや従業員の勤怠管理システムへの適用など、さまざまな機器に組み込むことが可能で、機器を利用する本人確認を容易に実現できます。
また、オプションの拡張仕様ユニットにより、本製品と、PCログイン認証などに使われる小型・非接触の「日立指静脈認証装置」*1との指静脈の登録データに互換性を持たせ、それらの登録データを共有できるようなカスタマイズも可能です。そのため、「日立指静脈認証装置」を活用したPCログイン認証システムと、本製品を組み込んだ機器とをサーバなどで一元管理するといった、トータルセキュリティソリューションとして提供することも可能です。
近年、セキュリティの重要性が高まるとともに、高精度で本人認証を可能とする生体認証に注目が集まっています。なかでも、小型・非接触の「日立指静脈認証システム」は、生体の特徴パターンが体内にあり、なりすましや偽造が極めて困難なこと、認証速度が速く装置が小型で設置しやすく、かつ使いやすいことなどから、金融機関のATMをはじめ、国内外のさまざまな用途、業種・業界で導入され、生体認証における新たなデファクトスタンダードとなりつつあります。
日立は、今後、国内外のIT機器ベンダやシステムベンダとの協業なども進め、「日立指静脈認証装置」ならびに「機器組み込み用指静脈認証ユニット」の拡販をはじめ、さまざまな機器と連携したビジネスを積極的に拡大していきます。
認証を行う際の指静脈の撮影から指静脈の登録データとの認証・照合までの処理は、本製品内だけで行います。その認証した結果を、組み込んだ機器にシリアル接続で通信するだけのため、組み込み機器に高い負荷をかけずに認証することが可能です。
オプションとして提供する拡張仕様ユニットにより、本製品と、PCログイン認証などに使われる小型・非接触の「日立指静脈認証装置」やサーバ認証用の「指静脈認証管理システム」との指静脈の登録データに互換性を持たせ、暗号化した通信環境のもと、それらの登録データの共有を実現することも可能です。これにより、トータルセキュリティソリューションも容易に実現できます。
製品名 | 価格 | 出荷開始時期 |
---|---|---|
機器組込み用指静脈認証ユニット | 個別見積 | 2008年2月1日 |
今後3年間で50万台*2
[PDF別紙](1) 主な想定用途 (2) 機器仕様
株式会社日立製作所 セキュリティ・トレーサビリティ事業部
セキュリティソリューション本部 指静脈ソリューションセンタ [担当:吉田、長谷川]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1686 (ダイヤルイン)
以上