2007年12月10日
このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
日立製作所 都市開発システムグループ(グループ長&CEO:橋秀明/以下、日立)は、昇降機の研究・開発・製造拠点「水戸ビルシステム本部(茨城県ひたちなか市)」の敷地内に、世界で最も高い地上高約200mの「エレベーター研究塔」を建設します。
本研究塔では、世界最速となる最高速度1,300m/分でのエレベーターの実証実験が可能で、世界的に需要が高まっている最高速度1,000m/分以上の超高速機種や、積載質量5トン以上の大容量機種などの開発を進めるほか、エレベーターに求められる製品の安全性や信頼性、快適性の向上に向けた技術開発を行い、世界市場における製品競争力の強化を図ります。
本研究塔は、2008年2月に着工し、2009年12月に竣工する予定です。
近年、世界的にオフィスビルを中心に建築物の高層化、大規模化が進展しており、エレベーターの需要も増加しています。エレベーターには、高い安全性と信頼性が求められるとともに、特に高層オフィスビルや大規模複合施設などにおいて、一度に大量の乗客を早く運ぶことができる高速・大容量機種の需要が高まっています。
水戸ビルシステム本部は、日立の昇降機事業における研究・開発・製造の中核拠点であり、日立はこれまで、水戸ビルシステム本部敷地内にある地上高90mの研究塔を中心に、エレベーターの開発、実証実験を行ってきました。
今回新設する研究塔は、超高速エレベーター用をはじめ、9本の昇降路があり、最高速度1,300m/分でのエレベーターの実証実験が可能です。本施設では、最高速度1,000m/分以上の超高速エレベーターや、積載質量5トン以上の大容量エレベーターなど、最先端製品の開発を行い、受注拡大を図ります。また、エレベーターに求められる製品の安全性や信頼性、快適性の向上に向けた技術の開発や、2006年に基本駆動技術を開発した循環式マルチカーエレベーターをはじめとする将来技術に関する研究・開発にも取り組みます。
所在地 | 茨城県ひたちなか市市毛1070(水戸ビルシステム本部敷地内) |
---|---|
建築面積 | 388m2 |
建物規模 | 地上高203m、地下15m |
階数 | 地上9階、地下1階 |
付属棟面積 | 約1,000m2 |
着工 | 2008年2月 |
竣工 | 2009年12月(予定) |
株式会社日立製作所 都市開発システムグループ グローバル事業企画本部
昇降機製品企画部 [担当:牛島]
〒101-8010 東京都千代田区外神田四丁目14番1号
TEL : 03-4564-3745(直通)
以上