2007年12月4日
宝印刷株式会社
株式会社日立製作所
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宝印刷株式会社 (本社 : 東京都豊島区 代表取締役社長 堆 誠一郎(あくつ せいいちろう)、以下 : 宝印刷)・株式会社日立製作所 (本社 : 東京都千代田区 執行役社長 古川 一夫、以下 : 日立)の2社は共同で、上場企業・上場準備企業のディスクロージャーの3大課題である「内部統制」「四半期報告書」「XBRL対応」の決算報告を開示するための業務システムのソリューションにおいて、業務提携することに合意しました。宝印刷が提供するITツール「宝決算Xプレス(宝印刷)」「Xエディター(宝印刷)」と、日立が提供する中堅規模企業向け完全Web対応ERPパッケージ「GEMPLANET」のデータ連携を推進するほか、今後、両社の提供するITソリューションの連携範囲の拡大をはじめ、両社の共同プロモーションや関連サービスのSaaS検討など、進めていきます。
今後両社のセミナーなどで、連携による具体的なサービス内容を順次発表していく予定です。
平成20年(2008年)4月1日から開始する事業年度より、金融商品取引法に基づいて、有価証券報告書の適正性に関する内部統制監査が実施されます。各企業では、そのための体制作りが急務となっており、特にITによる統制が求められています。
平成20年(2008年)4月より始まる「四半期報告書」制度により、「45日以内にEDINET開示」を行わなければなりません。すなわち、四半期決算短信公表後、四半期報告書をEDINET開示するためには、これまでよりスピーディに決算数値を確定する必要があります。そのためには、会計データから財務データ作成までシームレスにかつシステム化されていることが求められています。
金融庁は、平成20年(2008年)4月以降有価証券報告書・四半期報告書のEDINET提出を財務諸表部分についてXBRL形式にすることを決定しています。XBRLデータは、これまでのHTMLデータとは異なり、データの分析・比較が可能となり、その利用範囲の拡大が期待されています。
しかしながらXBRLデータ作成には、そのためのツールが必要となります。当該ツールにより、簡単に、早く、正確にXBRLデータを作成できることが求められています。
XBRL ( eXtensible Business Reporting Language ) とは、財務・経営・投資など、様々な用途に使用する情報を記述できる XML ベースの言語です。特に、組織における財務情報(財務諸表や内部会計報告など)の記述に適しています。国際組織である XBRL International から言語仕様が公開されています。
財務情報は、年度ごと、あるいは組織や業種ごとに、文書構造や項目、計算式などが異なるといった特徴があります。従来の作成方式では作成コストが多くかかるだけでなく、共通化や二次利用が困難とされており、これらへの対応として、XBRL では、財務情報の作成・流通・分析・変換などに適した、XML による標準規約が制定されています。
( 出所 : XBRL Japan 「 XBRL FACT BOOK 」 より一部引用 )
SaaS ( Software as a Service ) とは、ソフトウェアのいろいろな機能のなかで、ユーザーが必要とするものだけをサービスとして配布し利用できるようにしたソフトウェアの配布・提供の形態で、別名はサービス型ソフトウェアとも呼ばれているものです。
宝印刷株式会社
取締役 常務執行役員 営業企画部長 青木 孝次
TEL : 03-3971-3241
株式会社日立製作所 情報・通信グループ 産業・流通システム事業部
主任技師 饗庭 健司
TEL : 03-5471-2372
以上