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中速クラスの連続紙ページプリンタ「HT-4558-120A」を販売開始
- 消費電力を最大約30%削減し、省電力化を実現 -
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学、以下 日立)は、中速クラスのオープンシステム向け連続紙ページプリンタ「HT-4558」シリーズにおいて、エナジーセーブモード*1での消費電力を約30%削減するなど機能強化を図ったミッドレンジモデル「HT-4558-120A」を製品化し、12月3日から販売開始します。
- *1
- エナジーセーブモード:印刷待ち状態からお客様設定時間経過した場合に移行する省電力状態モード
「HT-4558」シリーズは、オープン環境での大量印刷に応える高い耐久性と信頼性を備え、コンビニエンスストアなどで利用されているEAN128バーコード付料金代理収納伝票や、流通および製造業界で広く利用されているQRコード*2付伝票印刷に最適な基幹業務向け連続紙ページプリンタです。新製品の「HT-4558-120A」では省電力化対応に加え、筺体の幅を約10%縮小し、中速の連続紙プリンタでは最小クラスの設置面積を実現しました。
- *2
- QRコード:2次元(縦、横二方向)に情報を持つことで、記録できる情報量を飛躍的に増加させたコード
新モデルの特長
- 1. エナジーセーブモード時の省電力化を実現(従来機比約30%削減)
- 印刷データを実際の印刷イメージに変換するプリンタコントローラ部分の設計を見直し、エナジーセーブモード時の消費電力を従来機比約30%減となる54W以下にしました。これにより、IT機器消費電力削減のニーズに応え、省電力化を実現しました。
なお、本製品は国際エネルギースタープログラム基準(2007年4月1日からの新基準)*3に適用しており、環境にも配慮した製品です。
- 2. 筐体幅の縮小による設置面積の削減(従来機比約10%削減)
- プリンタの筐体設計を大幅に見直したことにより、筐体幅を従来機の965mmから890mmに縮小し、中速の連続紙プリンタでは最小クラスの設置面積を実現しました。これにより、一般の乗用エレベータを使用した搬入が可能になり、従来は荷物用エレベータを使用したり、解体搬入が必要であった場所への設置が容易になります。例えば、クレーンなどを使った特殊搬入を想定したケースでは、搬入にかかる費用を最大約70%削減することが可能です。
- 3. オペレーターの操作性を向上
- 印刷中にトナー残量が少なくなった場合でも実行中の印刷を止めることなく、トナー補給を行うことが可能です。また、従来は印刷用紙の一部が見える程度であった窓を、ページ全体が確認できる大きさにしたことで、印刷された用紙がスタッカ*4に届く前に、帳票の種類や印刷位置の確認を容易に行うことが可能になりました。さらに、印刷用紙の長さをスタッカ部に設定する際、筐体背面のLEDパネルに用紙の長さを表示します。これにより、オペレーターが用紙の長さを確認しながら作業できるため、設定ミスや操作ミスを低減することができます。
- *3
- 国際エネルギースタープログラム基準:日米両政府の合意の基に実施されているOA機器を対象とした省エネルギー基準
- *4
- スタッカ:印刷した用紙を折りたたみ積載する機構
なお、本製品は、消費電力を約30%削減という特長を活かし、日立のデータセンター省電力化プロジェクトCoolCenter50*5にも活用していきます。
- *5
- CoolCenter50: 日立グループが総力を結集し、今後5年間でデータセンターの消費電力を最大50%削減することを目標とするデータセンター省電力化プロジェクト
HT-4558-120Aページプリンタの価格と出荷時期
形名 |
印刷速度 |
耐久性 |
価格 |
出荷時期 |
HT-4558-120A |
5,100行/分 |
最大1,800万ページ |
840万円〜
(税抜:800万円〜) |
2007年12月20日 |
関連情報
他社商標注記
- QRコードは、(株)デンソーウェーブの登録商標です。
- その他、記載の会社名、製品名は、それぞれ各社の商標もしくは登録商標です。
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 情報・通信グループ エンタープライズサーバ事業部 企画部[担当:中山]
〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地
TEL : 0463-87-6786 (ダイヤルイン)
以上