2007年11月12日
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日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学、以下 日立)のギガビットスイッチ「GS4000シリーズ」が、韓国最大の通信事業者であるKT社(President&CEO:ナム・ジョンス、以下 KT)の商用ネットワークに採用され、2006年8月に日本ベンダーのネットワーク製品として初めて受注して以来、累積販売台数が1,000台を突破しました。(2007年11月時点)
KTでは2007年9月からIPTVでの60チャンネル以上の映像コンテンツサービスを提供しており、本格的な商用IPメディアサービス*1事業を推進中です。IPメディアサービスの統合ネットワークシステム構築には、高画質のマルチメディアコンテンツや多様なインターネットサービス向けのQoS*2、マルチキャスト機能が必要です。
このようなニーズに応えるため、日立は韓国において、株式会社LG(Chairman, ク・ボンム)との合弁会社であるLG日立株式会社(代表理事:李 基東(イ・ギドン)、以下 LG日立)を通じて、2005年度から開始されたKTによるIPメディアスイッチプロジェクトのベンチマークテストに参加してきました。特に、2006年3〜4月にわたって実施された高難度かつ厳格な評価試験Ntopia*3ベンチマークテストでは、「GS4000シリーズ」の信頼性と安全性が実証され、納入業者に選定されました。これにより、日立は第一次IPメディア接続網事業者への製品供給を果たし、韓国全土に渡って「GS4000シリーズ」を現在も継続して納入しています。
KTへの採用により、成長著しい韓国のキャリアネットワーク市場、特に、韓国版次世代ネットワーク(NGN)であるBcN*4環境で必要な主要機能のQoS、IPv6、マルチキャストなどで優位性があると同時にイーサネット上での高信頼性を実現する「GS4000シリーズ」が、今後のブロードバンド及びミッションクリティカル業務に最適なソリューションであることが立証されました。
日立は、今後も日本及び韓国での豊富な経験とノウハウを活用するとともに今回の成果を足掛かりに、拡大する韓国国内のネットワークニーズに対応した関連機器の積極的な拡販を狙い、更なる市場拡大を図っていきます。
KTは韓国最大の通信事業者で、前身は国営企業韓国通信です。旧Korea Telecom社名は業界にも知られていますが、2001年にKTに変更され、その後2002年に民営化されました。固定電話事業、インターネットサービスプロバイダー事業、携帯電話事業など多様な事業分野をもつ韓国通信ネットワーク業界での最大手企業です。
1986年に設立。(出資比率:2007年1月1日現在、日立が51%、株式会社LGが49%)
韓国内における日立製品(ストレージ、サーバ、ネットワーク機器、ミドルウェア他)のシステム販売およびソリューション、サービス事業を展開。
ギガビットスイッチ「GS4000シリーズ」は、日立がギガビットルータ「GR2000シリーズ」で培った高信頼基幹ルータの技術・機能を継承しながらイーサネットにフォーカスし、高性能化・10Gインタフェース対応を実現したハイエンドのギガビットスイッチです。また近年増加してきた小型化、低電力、低騒音といったユーザーニーズにも業界に先駆けて対応しています。
株式会社日立製作所 情報・通信グループ
国際営業本部 ネットワークシステム部 [担当:笠井、西田]
〒140-8572 東京都品川区南大井六丁目27番18号 日立大森第二別館
TEL : 03-5471-3261(ダイヤルイン)
以上