2007年10月22日
株式会社IPSアルファテクノロジ
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株式会社IPSアルファテクノロジ(取締役社長:米内史明/以下、IPSアルファ)は、地球温暖化対策の一貫として液晶テレビの省エネルギー化に対応するため、このたび、バックライトの消費電力を従来品と比べて30%以上低減した32型及び37型のテレビ用IPS液晶パネル(IPSαパネル)を開発しました。
IPSαパネルは、高透過率と低電圧駆動が特長のIPS-Pro技術を使用しており、2006年5月の生産開始当初より、業界トップクラスの低消費電力を実現しています。今回、画素透過率の向上、ランプ方式のバックライト構造最適化により、バックライトの消費電力を従来品より更に30%以上低減し、32型ではテレビ用液晶パネルで世界トップの低消費電力を実現しました。
なお、今回開発した低消費電力のテレビ用IPSαパネルは、10月24日からパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2007」で展示する予定です。
サイズ | 解像度 | 本開発品 消費電力 |
従来品 消費電力 |
削減率 |
---|---|---|---|---|
32型 | ハイビジョン(1366(水平)×768(垂直)) | 56W | 95W | 41% |
37型 | フルハイビジョン(1920(水平)×1080(垂直)) | 84W | 120W | 30% |
IPS液晶は、In-Plane-Switching(横電界)方式TFT液晶の略称で、「斜めから見ても美しい」高画質の液晶モードです。IPS方式は、原理的に、広視野角であり、見る方向での色調の変化が少なく、どこから見ても自然な画像を表示できる特長があります。特に、テレビ用に開発したIPS-Pro技術*3は、初期のIPS方式と比較して、透過率を1.8倍、コントラスト比を4.5倍向上させ、高画質を実現しています。IPSアルファでは、この技術を用いて生産したパネルを「IPSαパネル」と称し、世界中に展開しています。
以上