2007年10月22日
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日立ブース概観イメージ
株式会社日立製作所オートモティブシステムグループ(グループ長&CEO:本田恭彦/以下、日立)は、10月27日(土)から11月11日(日)まで一般公開される「第40回東京モーターショー2007」において、「クルマと人と社会の、その先へ 〜クルマの技術と感動を、日立グループから〜」をテーマに、日立グループが有する幅広い自動車関連製品と次世代の技術を出展します。
日立は、1930年に電装品の開発を開始して以来、およそ80年にわたり自動車機器事業に携わってきました。現在、日立は長期テーマとしてITS統合制御*の実現を掲げ、「環境」「安全」「情報」の3つを注力分野として位置づけ、事業立上げ当初の電装品にとどまらない幅広い自動車機器を扱っています。
また、2004年にはトキコおよびユニシアの吸収合併、2006年には日立モバイルの完全子会社化、クラリオンの子会社化を実施し、着実に自動車機器事業を強化しています。
日立グループ全体にとっても、自動車関連事業は重要な位置を占めており、日立グループ各社で幅広い製品を扱っていることを強みにシナジーを発揮していきます。
昨今、クルマをめぐる環境規制が世界各国で強化され、より安全で快適なクルマのニーズが高まるなか、クルマに求められる技術は年々高度化し、自動車機器メーカーには、高い技術力とめまぐるしい変化への柔軟な対応能力が問われています。日立は、自動車機器事業においておよそ80年にわたり培ってきた知見と、電機メーカーとしての強み、自動車関連事業に携わる日立グループ各社の強みを生かすことにより、安全で、環境に優しく、快適なクルマ社会を実現していきます。
第40回東京モーターショーにおいて、日立グループ8社は、安全で、環境に優しく、快適なクルマ社会を実現するための製品や次世代技術を提案します。
日立グループブース(W205)の出展品と見どころは以下の通りです。
日立は、自動車走行時の割り込みや、左右の道路からのクルマ・人・自転車の飛び出しなどの外部の危険状況をミリ波レーダーや画像処理カメラを用いて把握し、安全な走行をサポートするITS統合制御を見すえた技術を有しています。
トータルITSドライブインシアターでは、日立のシステム開発研究所の技術であるプロジェクターアレイシステムを用いた180度のスクリーン映像を通し、ご来場者の方にITS統合制御の実現に向けた日立の安全走行技術をあたかもクルマに乗っているかのような臨場感のもと体感していただきます。
日立が新たに開発したハンドル一体型の指静脈認証装置では、ハンドルを握るだけで本人以外の不正利用から守ることができます。また、最初の本人認証時に、シートやサイドミラーの位置、空調の温度などを調整することができ、運転する人の好みに合わせた車内環境を即座に提供することが可能です。また、認証装置にそれぞれの指の静脈を登録し、指ごとの機能を設定することにより、添える指を変えるだけで、カーオーディオやカーナビなどを操作する多機能スイッチとしても利用できます。
デモンストレーションでは、実際のクルマで、シートポジションやカーナビの画面のカスタマイズをする様子をご覧いただきます。
日立が注力する「環境」「安全」「情報」の3分野において日立が提案する製品および技術を展示します。
日立電線株式会社、日立化成工業株式会社、クラリオン株式会社、新神戸電機株式会社、日立粉末冶金株式会社、阪神エレクトリック株式会社、日立ビークルエナジー社が材料、素材などの幅広い自動車応用技術を展示します。
なお、今回の東京モーターショーでは、モーターショー初の試みとして報道関係者用のプレスカードに、日立の無線自動認識ICチップ「ミューチップ」が埋め込まれており、プレスデータ管理システムを支援します。
以上