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Hitachi

2007年10月22日
日立アプライアンス株式会社

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

新開発ヒートポンプユニットを採用し、水温が低くなる冬期の給湯効率を向上

自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機「直圧薄型エコキュート*1」を発売

見やすく、使いやすい音声機能付き新型リモコンを採用

  日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津尚澄)は、外気温や水温が低く、湯沸かしにより多くのエネルギーを必要とする冬期の給湯効率を高めた、日立独自の水道直圧給湯方式*2エコキュート「直圧薄型エコキュート」BHP-FS37ED・BHP-FS46EDの2機種を11月21日から発売します。
  本製品では、当社の水道直圧タイプとして初めて、新型高効率CO2スクロール圧縮機を搭載した、新開発のヒートポンプユニットを採用しました。これにより、冬期の湯沸かし効率を高め、従来機種*3と比べ、1年間で約1週間分の消費電力量を低減します。また、くっきりと見やすい表示画面や、充実した音声機能を持つ新型リモコンを採用しました。さらに、貯湯タンクユニットは、筐体のコーナー部分を丸くしたラウンドフォルムを採用しました。

型式および発売時期

型式 タンク容量 本体希望小売価格 発売日 年間生産台数
BHP-FS37ED 370L 876,750円(税込) 11月21日 5,000台
BHP-FS46ED 460L 997,500円(税込)

新製品の主な特長 <「直圧薄型エコキュート」BHP-FS37ED・BHP-FS46ED>

1. 日立独自の水道直圧タイプに新開発のヒートポンプユニットを採用し、高性能化を実現

  業界No.1*4の給湯流量を実現している日立独自の水道直圧タイプに、PAM*5制御により駆動する新型高効率CO2スクロール圧縮機を搭載した、新開発のヒートポンプユニットを採用しました。また、湯を沸かす部分には、信頼性の高い独自の熱交換器を採用しました。これにより、外気温や水温が低く、湯沸かしにより多くのエネルギーを必要とする冬期などに、低消費電力で高い湯沸かし効率を実現するとともに、熱交換効率も高め、従来機種と比べ、1年間で約1週間分の消費電力量を低減します。
  なお、本製品で引き続き採用している水道直圧給湯方式は、標準タイプの給湯方式とは異なり、給湯時に水道の給水圧力をそのまま利用するため、冬期の2ヵ所同時給湯の場合でも、約1.5倍*6の流量で勢いのよいシャワーが可能です。さらに、標準タイプでは対応できなかった3階の浴室*7でも利用できます。

2. 見やすく、使いやすい音声機能付き新型液晶リモコンを採用し、使い勝手を向上

  ユニバーサルデザインの視点から、リモコンの表示部分には、白地に黒の大きな文字でくっきり、見やすいホワイト液晶表示を採用しました。また、操作の内容を画面と音声で知らせる「しんせつモード」や、現在の設定内容を音声で知らせる「おしえてボタン」を搭載し、使いやすくしました。

3. 業界最薄*8の貯湯タンクユニットにラウンドフォルムを採用し、搬入のしやすさを向上

  本製品の貯湯タンクユニットは、従来機種では角張っていた筐体のコーナー部分を丸くしたラウンドフォルムを採用しました。
  また、狭いスペースでも設置しやすい、業界最薄の幅415mmのタンクユニットを引き続き採用しました。さらに、従来機種と比べ、質量を約1割軽量化するとともに、脚の内側に持ち手部を新たに追加し、搬入のしやすさを向上しました。

*1
エコキュート:電力会社・給湯機メーカーが自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機を総称する愛称のこと。
*2
水道直圧給湯方式:給湯機に給水される圧力(給水元圧)のまま、水道水を貯湯タンクの湯(熱)と熱交換させ給湯する方式のこと。
*3
当社従来機種BHP-FS37DD/BHP-FS46DD(2006年発売)。
*4
2007年10月22日現在。BHP-FS37ED。家庭用ヒートポンプ給湯機において。
*5
PAM:Pulse Amplitude Modulationの略。
*6
当社標準タイプとの比較。
*7
浴槽への対応には、別売りの「湯はりユニット」が必要です。
*8
2007年10月22日現在。BHP-FS37ED/BHP-FS46ED。家庭用ヒートポンプ給湯機において。

需要動向と開発の背景

  エコキュートの国内総出荷台数は、本年9月25日時点で累計100万台を突破しており、2007年度の家庭用ヒートポンプ給湯機の国内市場は、約69万台(前年比197%)と見込まれています。これは、エコキュートの優れた省エネ性とCO2発生量の少なさなどが注目され、国の補助金制度も普及に拍車を掛けていると考えられます。こうした環境下、エコキュートには、省エネ性や使い勝手などのさらなる向上、据付工事の容易化が求められています。
  当社では、昨年5月に独自の水道直圧式を採用した業界最薄のエコキュートを発売し、給湯との同時使用でも勢いのあるシャワーを実現していますが、今回、高い出湯圧力と湯量はそのままに、使い勝手と搬入のしやすさを向上させたエコキュートを開発しました。

以上

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