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2007年9月27日

世界で初めて*1「自由曲面レンズ・ミラー」を採用した
超短投写距離業務用フロントプロジェクター「CP-A100J」を発売

63cm(本体含む)*2の近距離から80型の大画面表示を実現

[画像]CP-A100J

  株式会社日立製作所コンシューマ事業グループ(グループ長&CEO:江幡 誠/以下、日立)は、 世界で初めて*1「自由曲面レンズ・ミラー」を採用した超短投写距離業務用フロントプロジェクター「CP-A100J」を2008年1月中旬より発売します。本プロジェクターは、本体からスクリーンまでの距離が63cm(本体含む)*2という近距離から80型の大画面表示を実現する「自由曲面レンズ・ミラー」併用超短投写光学系*3を搭載しています。

  日立は、1980年代前半より、球面ガラスレンズと非球面プラスチックレンズを併用した短投写光学系の開発を開始し、リアプロジェクションテレビに搭載することで、表示映像の高輝度化とセット筐体の薄型化を実現してきました。2000年7月には液晶プロジェクターに非球面プラスチックレンズを適用し、2mからの近距離*4で80型の投写を実現する液晶プロジェクター「CP-S220J」を発売し、狭い会議室でも大画面の表示を可能にするなど、プロジェクターの市場の拡大に努めてきました。

  今回発売する新製品「CP-A100J」は、世界で初めて「自由曲面レンズ・ミラー」をフロントプロジェクターの投写光学系に採用することで、従来機種と比較して*5約四分の一となる63cm(本体含む)の近距離から80型の大画面表示を可能としました。これにより、設置スペースが限られた場所でも大画面の映像表示ができ、教育、会議といった従来からの用途だけでなく、アミューズメント、デジタルサイネージ(電子広告・看板)などの用途への採用が期待されます。また、投写距離を短くしたことで、プレゼンターの影がスクリーンに写ることもなくなります。さらに、非球面レンズと比較し、光学設計の自由度が5倍(当社従来比)となる「自由曲面技術」を5面(レンズ2枚、ミラー1枚)に採用することで、2000ルーメンクラスで5.8kgの軽量でコンパクトな筐体に仕上げています。
  このほか、投写光学系を構成する光学部品のうちで最も投写映像に近い位置にミラーを配置し、さらにセット内部の冷却システムを工夫することで、従来の机上据え置きもしくは天吊りによるスクリーンへの映像投写だけでなく、セット本体を縦置きにして、会議などで机上への映像投写を可能にするなど、新しい活用方法を提案しています*6
  「CP-A100J」は有線LAN(Local Area Network)機能を装備しており、ネットワーク経由でのプロジェクターの制御や状態監視も可能です。

型式および価格

型式 概略仕様 本体希望小売価格 発売日 当初月産台数
CP−A100J XGAリアル対応
2500ルーメン
質量:5.8kg
504,000円(税込) 2008年1月中旬 3,000台

  なお、本製品は、2007年10月2日から6日まで千葉県幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2007で展示します。

本文注記

*1
2007年9月現在、日立調べ
*2
本体の「自由曲面ミラー」を立てた状態で測定した「本体端からスクリーンまでの距離」
*3
「自由曲面レンズ」と「自由曲面ミラー」を組み合わせて実現した投写距離の短い光学系
*4
本体の投写レンズの先端からスクリーンまでの距離
*5
従来方式のフロントプロジェクター(「CPX5J」)と比較した場合
*6
別売りの縦置きキットが必要

他社商標注記

  • XGAは、米国IBM corporationの登録商標です。
  • その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

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