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2007年5月25日
日立が三菱東京UFJ銀行の「外為分散システム(Trilogy)」を構築
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学/以下、日立)は、このたび、株式会社三菱東京UFJ銀行(頭取:畔柳 信雄/以下、三菱東京UFJ銀行)の外国為替の輸出入業務を処理する「外為分散システム(Trilogy)」を構築しました。
本システムは、従来、ホストコンピュータ上で稼動していた外国為替の輸出入業務のセンター系システムを、Linuxを適用したオープンプラットフォームにより、コンポーネント型*1の分散系システムとして再構築したものです。
本システムにより、外国為替の業務において各種申請書類の作成から承認までの期間の短縮やお客様の利便性向上を目的に、行内の事務処理システムの集中化をはじめ、ワークフローの適用やペーパレス化、Javaアプリケーションシステムの導入など、業務プロセスの効率化を推進することが可能となりました。
なお、三菱東京UFJ銀行は、本年2月から本システムの試行を開始し、4月20日から全国の主要営業拠点で、本格的に運用を開始しています。
- *1
- コンポーネント型 : 業務単位で独立したサブシステムを構成することにより、全体システムや他のサブシステムに影響を及ぼさずに、システム構築後の仕様追加・変更を可能とするシステム設計手法。ビジネス環境の変化に対し柔軟な対応が可能となる。
日立は、金融機関向けミッションクリティカルシステムの構築実績、ならびに各種プラットフォーム製品を自社開発によりワンストップで提供できる総合力に強みがあることから、この「外為分散システム(Trilogy)」構築プロジェクトのシステム開発パートナーとして三菱東京UFJ銀行から選定され、2005年4月からプロジェクトを推進してきました。
日立は、コンポーネント指向の業務アプリケーションと、オープンなシステム基盤に対応した次世代金融ソリューション「NEXTCAP」を提供しています。本システムは「NEXTCAP」のコンセプトやノウハウなどを活用し、開発を進めたものです。今後も、「NEXTCAP」を核として、金融機関に対し安全、かつ信頼の高い先端システムやサービスを提供していきます。
日立の次世代金融ソリューション「NEXTCAP」について
「NEXTCAP」は、エンタープライズアーキテクチャ(EA)をはじめ、コンポーネント指向開発、システムフレームワーク、垂直統合型プラットフォームといった先進のキーテクノロジーと、サービス指向型アーキテクチャ(SOA)と呼ばれるアーキテクチャコンセプトを融合したソリューションです。銀行をはじめとして、証券、保険、クレジット、ノンバンクなどの金融機関が新しい金融ビジネスにフレキシブルに対応していくためのさまざまな製品・ソリューションを提供します。
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- Java 及びすべてのJava関連の商標及びロゴは,米国及びその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
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