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2007年4月2日
2007年度 株式会社日立製作所入社式 社長メッセージ(抜粋)
皆さん、入社おめでとうございます。
日立製作所が1910年に日立鉱山の中で創業してから、今年で97年になります。2010年には新たな創業とも言える100周年を迎えます。そのような重要な時期に私たちの仲間に加わってくれることは嬉しい限りです。
私たちは、創業当時の志を「日立精神」と呼び、「和」「誠」「開拓者精神」の3つの言葉をもって、受け継いでいます。これからの100年も、「日立精神」のもとで日立グループの知識と技術を結集した相乗効果、シナジーを発揮し、次の時代に新しい息吹を与え続け、人々に感動を提供し続ける会社になるのだという気持ちを強く持ち続けていきたいと思います。また、私たち日立には、社会が抱えている課題や環境の変化をいち早く捉える先見性とソリューション力が求められています。地球温暖化に代表される環境問題、情報漏洩に対するセキュリティ問題などの「基本課題」に対して、日立は、従来にない革新的な解決策を見出し、貢献していきます。これから日立が、それらの課題に取り組む上でのキーワードとして、ここでは「協創」「「グローバル化とシナジー」「モノづくり」「基本と正道」の4点を挙げたいと思います。
1つ目は「協創」です。例えば、指認証による生体認証やICカードを用いた入退室管理システムなど、日立グループが持つ強みを統合した日立グループ内での協創、また、社外パートナーやお客様との協創によって、イノベーションを創出し、新しい価値を提供していきます。
2つ目は、「グローバル化とシナジー」です。グローバルという広い市場において、お客様の視点、つまり、マーケット・インの視点で行動することを徹底していきます。例えば、電力や鉄道などの省エネ、低公害の技術分野など、私たちの強みである、材料からシステム、ソリューションといった幅広い知識・技術を結集し、シナジーを発揮して世界のお客様に価値を提供していきましょう。
3つ目は「モノづくり」です。昨年の原子力の事故ではお客様に多大なご迷惑をおかけしました。今回、改めて私は高品質なモノづくりこそ日立の原点であり、モノづくりの原点は地道な作業の積み重ねにほかならないとの思いを強くしました。「モノづくり力・技術力」を支えるのは優秀な人材です。昨年の「技能五輪」全国大会では、日立グループの選手は全国の強豪を破って5種目で金メダルを獲得、そのほかにも多くのメダルを獲得しています。モノづくりで絶対に負けないのが日立ですし、「人財の力」は日立の要であり、更に強化していきます。
最後は「基本と正道」です。私はよく、「よき会社人」である前に「よき社会人」であれと言ってきました。是非、正しい倫理観をもった日立人であって欲しいと思います。
日立グループは、極めて幅広い事業領域、多種多様な職場をもっており、皆さんの夢や理想を実現することができる素晴らしいフィールドだと思っています。是非、この広大なフィールドの中で、思う存分に自分の力を発揮して、夢や理想を実現して頂きたいと思います。
以上
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