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2007年3月8日
鉄道システム事業の強化を図るために
「東京エンジニアリングセンタ」を東京・秋葉原に新設
日立製作所電機グループ(グループ長&CEO:鈴木 學/以下、日立)は、鉄道システム事業の開発力・設計力を強化するため、4月1日付で東京・秋葉原の交通システム事業部内に「東京エンジニアリングセンタ」を新設します。これにより、鉄道車両や車両用電気品の受注前の技術提案、設計支援から仕様決定まで、これまで国内の複数の事業所で分担して行ってきた機能を東京・秋葉原に統合し、提案力を強化することで、顧客のニーズに即応できる体制を確立します。
日立は、鉄道車両、車両用電気品のみならず、運行管理システム、情報システム、変電システムも手掛ける国内で唯一の鉄道総合インテグレータとして、日本の鉄道インフラの発展に貢献してきました。近年では、鉄道発祥の地である英国で、ドーバー海峡連絡線に使用される国内サービス専用車両について、車体、電気品、保守サービスを一括受注するなど、車両と電気品を一括で取りまとめることができる強みを生かし、多様な顧客のニーズに応えるソリューションを提供しています。さらに、笠戸交通システム本部(山口県下松市)が製造するアルミ製鉄道車両「A-train」は、国内で約1,100両の納入実績があり、水戸交通システム本部(茨城県ひたちなか市)が製造する車両用電気品については、新幹線、特急から通勤用に至るまで、さまざまな車両に採用されています。
また、国内で培った世界的にも高い技術力と製品の信頼性を生かして、グローバル展開を推進しており、近年では、英国をはじめ、中国、韓国、シンガポール、オーストラリア等、多くの国で鉄道システムの製品を受注しています。
今後、日立が事業のグローバル展開をさらに加速させるためには、車両・電気品等のさまざまな製品群を、顧客のニーズに沿った最適なシステムとしてまとめることが必須となります。また、技術開発を伴う新設計案件では、受注前の技術提案から設計までのプロセスに膨大な人材が必要となることから、複雑なビジネスプロセスに対して効率よく人材を投入することも重要です。
今回新設する「東京エンジニアリングセンタ」は、事業部機能を担う車両システム本部・輸送システム本部(東京都千代田区)、鉄道車両の設計・製造拠点である笠戸交通システム本部、車両用電気品等の設計・製造拠点である水戸交通システム本部など、交通システム事業部のエンジニアリング力を統合するとともに、国内の研究所からも人材を投入します。さらに、社外からも新たに人材を採用する予定です。
「東京エンジニアリングセンタ」の概要
所在地 |
東京都千代田区外神田一丁目18番13号 秋葉原ダイビル 株式会社日立製作所 電機グループ 交通システム事業部内 |
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業務内容 | 鉄道システム(モノレール含む)における鉄道車両 および車両用電気品等の開発、設計 |
センタ長 | 鶴田 仁 |
開設時期 | 2007年4月 |
以上
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