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生産から流通、消費、廃棄までの履歴管理や追跡照会を実現する
トレーサビリティ・RFID事業を本格展開
今回、合計125ものソリューションメニューを用意、
トレーサビリティ・RFID事業で2010年度末までに売上高1,800億円を目指す
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学/以下、日立)は、このたび、工業製品や農産物などの生産から流通、消費、そして廃棄・リサイクルに至るまでの履歴管理や追跡照会を実現するトレーサビリティ・RFID事業を、日立グループの総力を挙げた事業の一つとして本格的に事業展開していくことを決定しました。日立は、本事業により、2010年度末までに売上高1,800億円を目指します。
今回、合計125個ものソリューションメニューを用意し、それらを電子機器や自動車、食品、出版など9つの「業界別」と資産管理や動態管理、入退室管理など12種類の「業務別」に体系化した「日立トレーサビリティ・RFIDソリューション」を開発し、6月20日から提供を開始します。
本ソリューションは、2004年から提供しているトレーサビリティソリューションのさまざまなシステム構築の実績のほか、政府・各省庁主導で行なわれているICタグ実証実験や企業・各種団体の実証実験への参画、さらに日立の「ミューチップ」(2.45GHz帯)や日立グループで提供している13.56MHz帯のICタグ関連システム、そして本年中に量産を開始する予定のUHF帯ICタグなどの技術開発などを通じて得た数多くの事例とノウハウをベースに開発したものです。
本ソリューションでは、業界特有の業務形態や商習慣への対応、読取効率向上などICタグを導入するために必要となる現場検証を含めた業務プロセスの診断、バーコードをはじめとした既存システムとの連携及び活用方法、ビジネスモデル検討、業務設計などのコンサルテーションを行ない、今回提供する125個のソリューションメニューを活用し、その業界や業務に最適なトレーサビリティシステムを構築します。
すでに実績のあるシステムやノウハウをソリューションメニュー化したものであるため、国際物流や業界標準などにも対応可能なトレーサビリティシステムの導入期間が、従来比でおよそ30%短縮できます。
また、業界別ソリューションにより、業界横断を含めたサプライチェーンの効率化などを実現できるほか、業務別ソリューションにより、利便性や業務効率の向上や在庫縮減などによるコスト削減などが可能となるため、TCOが削減できます。さらに、トレーサビリティシステムにより、消費者に安心・安全な製品・サービスを提供することが可能となります。
日立は、本年4月、情報・通信グループ内にトレーサビリティ・RFID事業部を新設し、トレーサビリティ・RFID事業の本格展開の準備を進めてきました。さらに、6月末に日立グループの20社が、トレーサビリティ・RFIDに関するフォーラムを立ち上げ、ノウハウやソリューションの共有と新たなソリューションの開発を検討するなど、日立グループの総合力を活かすための体制を整えます。本フォーラムは、日立グループ以外のパートナー企業などにも参加を呼びかける予定です。
日立は、トレーサビリティ・RFID事業を本格的に展開し、安心・安全・快適な社会を実現するトレーサビリティやICタグの普及と市場の拡大に貢献していきます。
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「日立トレーサビリティ・RFIDソリューション」の特長 |
1. 日立の持つさまざまなノウハウを提供
食品業界での食肉トレーサビリティや日立の大みか事業所での製造ラインへのICタグ適用など、さまざまな業界におけるシステム構築実績をはじめ、入退室管理や物品管理、イベント入場者管理といったさまざまな用途に応じた業務のシステム構築、政府・各省庁主導のICタグ実証実験への参画や「ミューチップ」をはじめとするICタグ関連技術開発などで得た数多くのノウハウや実績をベースにソリューションを開発しました。ICタグの最適な貼付位置や読取性能を向上させるための適用ノウハウなども提供し、トレーサビリティの導入効果を最大化します。
2. 業務変更によるシステムの拡張などにも柔軟に対応
日立の提供する豊富な製品・サービス群を自由に組み合わせることで、信頼性の高いトレーサビリティシステムを構築します。各種ICタグの利用や既存システムとの連携なども実現するほか、業務変更によるシステムの拡張などにも柔軟に対応します。
3. 業界や業務別に合計125ものソリューションメニューを用意、従来比30%短縮して導入可能
電子機器業界や自動車、食品、出版など9つの「業界別」と、資産管理や動態管理、入退室管理など12種類の「業務別」に体系化し、合計125ものソリューションメニューを用意しました。「業界別」では、製造業や流通・小売業における在庫やサプライチェーンの効率化実現や食品・農産物・医療関連業界などにおける安全性確保などを実現するソリューションを提供します。また、「業務別」では、入退室管理や来場者管理といった管理用途から、観光案内のようなサービスの提供まで、さまざまな業務別のソリューションを提供します。これらのメニューを活用することで、国際物流や業界標準などにも対応可能なトレーサビリティシステムの導入期間が、従来比でおよそ30%短縮できます。
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価格及び提供開始時期 |
ソリューション名 |
価格(税込) |
提供開始時期 |
トレーサビリティ・RFIDソリューション |
個別見積 |
2006年6月20日 |
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関連情報 |
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他社所有商標に関する表示 |
- 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
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お問い合わせ先
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株式会社日立製作所 情報・通信グループ トレーサビリティ・RFID事業部 【担当:白鳥、荻原】
〒212-8567 川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1729(ダイヤルイン)