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2006年4月28日

科学技術館 日立出展ブースのリニューアルについて

 

  日立製作所(執行役社長:古川 一夫)は、科学技術館(東京都千代田区)に出展している日立ブースについてリニューアルを行い、本日(4月28日)より、「科学技術館 日立ブース『Nature Contact(ネイチャーコンタクト)』」として開館します。

  日立グループでは、昨年3月から9月まで、愛知県長久手町で開催された「2005年日本国際博覧会」(以下、愛・地球博)に「Nature Contact 日立グループ館ユビキタス・エンターテインメント・ライド」(以下、日立グループ館)を出展しました。日立グループ館には、開館期間中、目標を上回る170万人を超えるお客様が来場され、また、各種メディアによる調査によると日立グループ館は、「人気No.1パビリオン」に選ばれるなど高い評価を頂きました。こうしたことから日立グループでは、愛・地球博に出展したことにより培った経験、ノウハウ、技術を、もっと多くの方に体感していただけないか、さまざまな形で活かすことができないか、検討を進めてまいりました。

  今回リニューアルした日立ブース「Nature Contact」は、1.個々人にカスタマイズされた体験のできるアトラクション、2.子どもから大人まで共感の得られる、自然や動物とのふれあいができるという企画、3.Web上から希少動物を育成するためのソフトウェアを自宅のPCにダウンロードし、それを会場に持ち込むことができるといった双方向性を追求したスキーム、といった日立グループ館を成功に導いた要素に加えて、日立ヒューマンインタラクションラボで開発したシルエットカウンターなどの最新技術を組み合わせた体感型エンターテインメントブースです。来場者一人ひとりの嗜好に合わせた演出で、かつ双方向性を有した最先端のITによるユビキタス社会を体感していただくことを目的としています。

  具体的には、テーブル上に投影された影に反応して動作を起こすインターフェイス機構を搭載したシルエットカウンターディスプレイテーブルに、地球上の様々な自然環境と、そこに住む動物達の暮らしを再現しました。このテーブルに手をかざして動物達の声を聞くといったインタラクティブな体験を通して、地球の自然や生命に触れ、考えるきっかけとなる展示となっています。キーボードやマウス、タッチスクリーンなどこれまでのユーザーインターフェイスを利用するのではなく、手の影を利用することで、テーブル上の動物を、触れたり、囲んだりする簡単なジェスチャーによって操作することができ、また、同時に多数の人が操作を行うことができます。

  日立グループでは、日立ブース「Nature Contact」を通じて、少しでも、楽しみながら科学と技術に興味、関心を深めていただえればと考えています。

 

展示コンテンツの紹介

 
科学技術館 日立ブース『Nature Contact(ネイチャーコンタクト)』
 
 

1. ようこそ!ネイチャーコンタクトへ!

  私たちが住んでいる地球には、寒かったり、暖かかったり、乾燥していたり、いろんな場所があって、それぞれの気候に適応していった、たくさんの動物たちが住んでいます。
  日立ブース「Nature Contact」では、そんないろんな場所での動物たちの暮らしを中央の情報テーブルに再現しています。動物や樹木にそっと手を置いてみてください。彼らの声を聞くことが出来るかもしれません。どんな食べ物が好きか、今どんなことに困っているのか・・・。
  生命の不思議さ、面白さ、そして地球に起こっている環境の変化を感じてみてください。

ブース全景・テーブル映像の例
 
 

2. 日立ブース「Nature Contact」の楽しみ方

  日立ブース「Nature Contact」は、情報テーブルを中心に2通りの楽しみ方ができます。

 
(1)情報テーブルで動物や自然と触れ合う

  情報テーブルの各エリアに住んでいる動物達に、直接手のひらを触れたり、両手で囲むことによって、動物の泣き声や生態を学ぶことができます。

情報テーブルで動物や自然と触れ合う
 
 
(2)探査ロボットを登録していろんな動物のメッセージを集める

  情報テーブルの中を自由に動き回れる探査ロボットを登録しロボットを動物に会わせていくことによって、動物たちと会話してメッセージを集めることができます。ロボットはブース右端の受付画面で登録できます。

探査ロボットを登録していろんな動物のメッセージを集める
 
 

3. 情報テーブルについて

  情報テーブルは、内部に設置した投影装置によってテーブル面全体に映像が表示されるものです。6台の投影装置によって、幅80cm、長さ3m60cmの映像が映し出されています。情報テーブルには、テーブルに置かれた物や手の影を認識することによってインタラクティブな操作が行える、ユニークなユーザインタフェース技術を搭載しています(特許申請中)。
従来は、キーボードやマウス、タッチスクリーンなどを使ったユーザインタフェースが中心でしたが、本技術は手の影を利用することにより、触れたり囲んだりする簡単なジェスチャーで操作することができ、また多くの人が同時に操作することができるといった特徴があります。

情報テーブルについて
 

日立ヒューマンインタラクションラボについて

  日立ブースリニューアルのデザイン企画と技術開発は、日立ヒューマンインタラクションラボ(Hitachi Human Interaction Laboratory 略称:HHIL)がメインとなり行いました。この組織は、デザイナー、技術者、マーケッターが参画する日本独自のヒューマンインタフェース研究を目的として、2003年2月に設立。拠点を、デザイン本部青山オフィス(FEEL)と中央研究所(東京都国分寺市)に設け、機器インタフェース、ヒューマンアシストインタフェース、環境インタフェースの視点で次世代の社会、生活に適用する未来型インタフェースを研究しています。

 

以上

 
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本文ここまで




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