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2006年4月13日
株式会社 日立製作所
株式会社アシスト
日立とアシストが情報システム運用のレポーティングソフトウェアを
共同開発
システム管理者視点での幅広い運用情報提供により、迅速・柔軟な情報活用を支援する
「Hitachi Log Reporting Suite for JP1」を発売
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ (グループ長&CEO:篠本 学、以下、日立) と株式会社アシスト(代表取締役:ビル・トッテン、以下、アシスト)は、情報システムの運用状況などの各種情報を企業のビジネススタイルに合わせたレポートとして提供する、システム運用レポーティングソフトウェア「Hitachi Log Reporting Suite for JP1」を共同開発し、4月27日から販売開始します。
「Hitachi Log Reporting Suite for JP1」は、日立の統合システム運用管理「JP1」とアシストのWebレポーティングツール「WebFOCUS」*1とを連携し、システム管理者視点での各種運用レポートを提供して、ビジネスにおける迅速・柔軟なシステム運用情報の活用を支援します。
近年のシステム運用管理の浸透により、システムの稼働状況や業務の処理状況などが、運用部門の判断を支援する情報(レポート)として活用されています。システム運用レポートの活用形態は企業のビジネススタイルにより様々で、例えば、取り扱い商品別、サーバ別、時系列順や、任意の期間内に処理した業務の最大件数など、さまざまな観点からシステムの状況や処理の傾向を分析可能なレポートとして提供することが重要ですが、報告の用途に応じて表計算ツールなどで加工し運用レポートを作成するまでに手間や時間がかかっている状況でした。
日立はこれまで、ジョブ管理、ネットワーク管理、資産・配布管理、ストレージ管理など、幅広い管理分野をもつ「JP1」を中核に、自律的かつ高信頼なシステム運用管理を求める市場ニーズに対応しています。また、アシストは、Webレポーティングツール「WebFOCUS」をはじめ、多種多様なビジネス分野向けソフトウェアの販売および教育/サポートサービス提供のほか、顧客の課題を切り口としたコンサルティング・サービスを提供しています。
今まで両社は、「JP1」の販売パートナー提携に基づき、運用付加価値の高い各種製品の市場提供をすすめてきましたが、今回、運用レポートをより迅速・簡便に作成し、より活用価値の高いシステム運用情報の提供を求める市場ニーズに対応すべく、両社の製品を連携してユーザーの情報活用を支援する、システム運用情報のレポーティングソフトウェアを新たに共同で開発し販売するものです。
*1 |
アシストが提供する「WebFOCUS」(開発元:米Information Builders, Inc.)は、海外4,500ライセンス、国内358社(2006年1月現在)の顧客企業へ導入され、企業の現場力向上のための情報活用の仕組み「オペレーショナルBI」を実現するWebレポーティングツールです。 |
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「Hitachi Log Reporting Suite for JP1」の主な特長 |
1.運用判断を支援するシステム情報の提供・分析・活用が可能
「JP1」のジョブ管理機能「JP1/Automatic Job Management System 2」(以下、「JP1/AJS2」)との連携により、システム上でスケジューリングし運用しているジョブの実行状況について、各種のレポーティングが可能です。例えば、受注処理、在庫引当処理、発注処理、入金処理などの日次や週次、月次単位での処理量や実行結果、予定されている処理件数、サーバ別の実行状況などを抽出・集計可能なため、システム運用判断を支援する情報の提供・分析・活用が可能です。
2.分析用途別に対応する各種テンプレートにより、幅広い観点での分析が可能
「Hitachi Log Reporting Suite for JP1」は、「WebFOCUS」のレポート機能と連携する各種の分析テンプレートをあらかじめ備え、幅広い運用観点に対応したレポートを提供します。また、提供するレポートはWebブラウザ上での表示やPDF、Excel形式などでのダウンロードにも対応し、ビジュアルかつ柔軟なレポート活用を支援します。
提供する分析テンプレートの一例
(1) |
実績レポート:
日次、月次、サーバ別、リターンコード別、その他の項目で業務ジョブ処理の実行実績レポートが作成でき、ジョブの実行状況(正常終了/異常終了/再実行など)や、曜日間でのジョブ実行数の変動などが、各種基礎情報として把握できます。 |
(2) |
ランキングレポート:
業務ジョブ別の実行回数や処理所要時間、再実行回数のトップn(任意に設定可能)をレポートすることで、処理時間の多いジョブや処理の集中しやすいサーバなどが確認でき、処理傾向の把握や負荷分散措置などを講じるための判断情報として役立ちます。 |
(3) |
フォーキャストレポート:
ジョブスケジューリングの情報を元に実行予定ジョブのレポートを作成することで、想定所要時間やシステム負荷などが予測でき、運用スケジュールの検討などに役立ちます。 |
このほか、導入が容易で導入後すぐにレポートを取得でき、定期的にジョブ実行の実績情報を自動取得することにより、ジョブ実行状況の微妙な変化を日々把握しやすいなどの特長も備えています。
なお、日立とアシストは、さらなるシステム運用レポートの充実による情報活用支援を強化すべく、今回サポートするジョブ実行情報のレポートに加え、システム性能・稼働状況、セキュリティ状況などに関するレポーティング製品の共同開発も今後進めていく方針です。
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価格および出荷時期 |
商品名 |
内容 |
標準価格 |
出荷時期 |
「Hitachi Log Reporting Suite for JP1」 |
「JP1/AJS2」と
「WebFOCUS」の 連携プログラム及び
分析テンプレート |
126万円
(税抜:120万円) |
6月16日 |
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*1 |
稼働環境はWindows 2000 Server、Windows 2000 Advanced Server、Windows Server™2003、Standard Edition、Windows Server™2003、Enterprise Editionです。 |
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他社製品名称に関する表示 |
- Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標又は商標です。
- Windows®の正式名称は、Microsoft® Windows® Operating Systemです。
- その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
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お問い合わせ先
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日立
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ ソフトウェア事業部 企画本部 計画部 【担当:浅見】
〒244-8555 横浜市戸塚区戸塚町5030番地
電話 : 045-862-7279 (ダイヤルイン)
アシスト
株式会社アシスト 情報活用支援事業部 企画部 【担当:小林】
〒102-8109 東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル
電話 : 03-5276-2659 (ダイヤルイン)