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2006年4月3日
日立アプライアンス株式会社
取締役社長 石津 尚澄
日立アプライアンス発足にあたって(社員向けメッセージ抜粋)
本日、日立アプライアンス株式会社のスタートを迎え、改めてその重責に身が引き締まる思いです。日立製作所や国内外のグループ会社、ビジネスパートナー、販売店など様々なステークホルダーの方々に貢献できるよう、従業員の皆様と一緒に全力を尽くしてまいりたいと思います。
昨年12月22日、日立ホーム&ライフソリューションと日立空調システムの合併を発表しました。これは、人々の暮らしの高度化をサポートする「生活圏ソリューション事業」を、日立の総合力を活かしてグローバルに展開していく体制を作るために実施したもので、その結果「日立アプライアンス株式会社」が誕生しました。本日から新会社として一体運営していきます。是非、体制および運営方法をよくご理解の上、ご協力の程、宜しくお願いします。
最初に「日立アプライアンス」という新社名についてお話したいと思います。この名前に決まるまでには、二十種類ほどの案がありました。決め手となった要素は、新会社の事業内容を表すとともにグローバルにも通用し、また覚えやすさなどを考慮した結果、この社名に決めました。アプライアンスという言葉は、国内では聞き慣れない言葉かもしれません。しかし、我々の事業の根幹である「ものづくり」「技術力」につながる言葉であり、将来のポテンシャルを秘めた良い名前だと思います。「家電と空調の日立アプライアンス」を積極的にアピールし、お客様への浸透を図っていきたいと考えています。
さて、新会社としての経営方針は大きく3つあります。1つ目は、世界と比しても卓越した技術力を持つ空調技術を活かし、業務用空調に家庭用空調を加えた総合空調事業の確立によりグローバル展開を加速させること。2つ目は、白物家電の高付加価値化商品を軸とした強い基盤商品の創出とブランド力の強化を図ること。3つ目は、高成長市場であるオール電化事業の基盤を確立し、マーケットのトップクラスを目指すことです。
これらの方針に基づいて、皆様全員の力を結集していただきたいと考えています。
日立アプライアンスを成功させるための鍵は、まず日立ホーム&ライフソリューション、日立空調システムの出身者それぞれが相手をよく理解し、強いチームワークを作り上げることが重要と考えます。同じ日立のグループ会社とはいえ、双方の会社とも、長い歴史、異なったカルチャーや仕事のやり方があります。そのために、仕事を進めるに当たって色々な課題が発生するかとは思います。しかし、そのときは相手の考え方、行動を理解し、尊重することに努めてください。各業務についても、従来の考え方、やり方に固執せず、どのやり方が良いのかを白紙に戻して考え、新しいベストなやり方、すなわち日立アプライアンス・ウェイを築き上げるよう常に心掛けてください。こうした取組みを通し、グローバルに通用する強い体質の実現を目指したいと考えております。是非ご協力をお願いします。
また、「コンプライアンスの徹底」をお願いします。これまでも日立グループではコンプライアンスの遵守を掲げておりますが、社会の一員として信頼される企業であるために、一人の漏れなく順守することを励行していただきたいと思います。そのために、管理者は日常業務遂行上のコミュニケーションの緊密化を進めるようお願いします。
最後に、今一度、本日から新会社として一体運営していくということ、皆さんの一人ひとりの努力が新会社を成功へ導くということを心に留めていただき、成功を信じて頑張ってください。私もそのために最大限の努力をすることをお約束し、私の挨拶とさせていただきます。