このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2006年3月9日
株式会社新銀行東京
株式会社日立製作所
XBRLならびにe-TAXを活用した
「電子融資申し込みサービス」の提供開始について
- XBRL形式を採用し、実用化した世界初のシステム -
株式会社新銀行東京(本店:東京都千代田区、代表執行役:仁司泰正/以下、新銀行東京)は、XBRLならびにe-TAXの申告データ等を活用した電子融資申し込みシステムを株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長:庄山悦彦/以下、日立)と共同で開発しました。
新銀行東京は、本システムにより、今春からインターネットを利用した「電子融資申し込みサービス」の提供を開始いたします。なお、これは、融資申し込み書類である「融資申し込みデータ(電子融資申込書)」ならびに電子データ化されたお客さまの財務情報(「財務データ」)の授受にXBRL形式を採用し、実用化した世界で初めてのサービスです。
|
|
1. 開始予定時期 |
平成18年4月以降
|
|
2. 概要 |
融資申し込み書類を電子データ化することで、お客さまがインターネットを経由して融資を申し込むことを可能とするものです。
申請には、「電子融資申込書」ならびに「財務データ」が必要になります。融資申し込みに必要な各種書類の電子データ化にあたって、事実上の国内標準であるXBRLならびに国税庁の主導する国税電子申告・納税システム「e-TAX」仕様を採用しました。これにより、幅広い事業者の方々が対応できるようになります。
お客さまは、電子融資申込書必要項目を入力し、新銀行東京の提携会計事務所、税理士事務所等を通して財務データ等を添付し新銀行東京に送信いただきます。融資申し込み書類に必要な書類としてe-TAX申告等データや電子納税証明書をそのまま添付することも可能となります。
|
|
3. 意義 |
(1) お客さまのメリット
融資申し込みにおけるファーストコンタクトでのご来店が不要となることにより、手軽にお申し込みいただけるほか、汎用的に経理事務の効率化が図れます。
(2) 社会的意義
電子国税申告(e-TAX)の普及を促進し、税務処理の効率化に協力します。
|
|
4. XBRL、e-TAX仕様について |
(1) XBRLについて
-
[1]XBRLは米国公認会計士協会を中心に、300を越す企業や組織が世界レベルで標準化を推し進めている各種財務報告用情報の作成・流通・利用を目的に標準化された言語です。日本では日本公認会計士協会が中心となって設立したXBRLジャパンが日本の制度に合わせて標準化を行っております。
-
[2]世界的な「財務情報のサプライチェーン化」の流れに沿った対応で、財務情報の世界標準仕様として米国、独国など各国で既に採用されております。国内では金融庁EDINET、日本銀行、東京証券取引所TDnet、国税庁e-TAX等が対応しております。
(2) 決算書等のe-TAX仕様について
-
[1]XBRLに準拠し、個人から中小企業、税理士までが利用可能で最も幅広い事業者層をカバーする納税用の仕様です。
-
[2]多くの会計ソフトが既にe-TAX仕様に対応しており、新銀行東京では事実上の国内標準としても最も有望と判断しております。
|
|
5. 今後の展開 - XBRL、e-TAX仕様を活用した電子融資環境の拡大 - |
新銀行東京と日立は、XBRL、e-TAX仕様の活用を積極的に広めることで、お取引先企業内における電子データ化を促進し、会計処理、税務処理の効率化を支援します。
具体的には、新銀行東京は電子融資サービスを拡大し、債権譲渡登記・動産譲渡登記制度を利用して、企業の有する資産や債権に関する電子データを有効活用する新商品の開発など、企業の資金調達の円滑化・多様化ニーズに対応した新商品の提供を図ってまいります。
日立はこのシステム開発を通じて得られたシステム化ノウハウを基に、今後、XBRLを活用した電子融資ソリューションを開発・提供していく予定です。
|
|
お問い合わせ先 |
株式会社新銀行東京 融資相談室
0120-289-227
携帯電話、PHSからは03-6731-3400
株式会社日立製作所 情報・通信グループ
金融システム事業部 ビジネスコンサルティング部 [担当:福田、松下]
044-549-1546