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  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO：古川 一夫、以下 日立)は、このたび、メインフレーム製品であるエンタープライズサーバ「AP8000E」の後継機種として、性能向上を図り、筐体デザインも一新した「AP8000EX」を12月9日から販売開始します。あわせて、基幹サーバとして堅牢なシステムを提供するためのセキュリティ機能や、遠隔バックアップなどのストレージ管理機能を強化し、ビジネス継続性を向上したオペレーティングシステム「VOS3/LS」も新たに販売します。
  今後も日立は、ユーザーの既存資産を継承し、高信頼、高可用な基幹情報システムへのニーズに対応する製品の提供と運用支援を継続していきます。

  システムの停止がビジネスチャンスの逸失だけでなく、その企業の顧客に対する信頼性を喪失するという重大なダメージにつながる今日、ビジネス継続性を高めるため、高信頼で高可用な企業システムの構築や、機密保護・情報漏洩などのデータ保全への対応強化といった、安心・安全で強固なプラットフォームの必要性がますます高まっています。そこで、企業の生命線である基幹データを保持し、基幹情報システムの中枢を担うメインフレームにおいて、これらのニーズに対応した「AP8000EX」「VOS3/LS」を販売開始します。主な特徴は次のとおりです。

エンタープライズサーバ「AP8000EX」、オペレーティングシステム「VOS3/LS」の特徴

1. ユーザーニーズに対応する幅広いモデルラインアップを提供

  プロセッサ単体処理性能を現行機種「AP8000E」の1.2倍に向上し、プロセッサを1CPU搭載するレギュラータイプと最大8CPU搭載可能なハイエンドタイプを提供します。また、システムの処理量に合わせたCPU性能を提供できるキャパシティリザーブモデルも用意しました。これにより、ユーザーニーズに合った最適なモデルの選択が可能となります。

2. セキュリティ機能やオープンデータベース連携を強化したデータベース基盤機能を提供

  「AP8000EX」上でオンライントランザクション処理を行うデータコミュニケーションマネージメントシステム「XDM/DCCM3」において、システムへの侵入や不正アクセスの監査情報を拡充しました。これにより、セキュリティ監査の充実を図ることができます。また、リレーショナルデータベース「XDM/RD E2」のインタフェースで異種DBアクセスを可能にするデータハブ(外部表)機能において、最新のデータベース製品「Oracle 10g」を今回サポートしました。

3. 遠隔バックアップ運用効率化などストレージ管理機能を強化

  従来はリモートサイトからメインサイトへの切り替えにおいて、全データをコピーしていましたが、日立の大型ディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」と連携することで、差分データのみのコピーが可能となり、コピー時間を短縮できます。これにより、遠隔地バックアップ運用の効率化が図れます。

4. システム統合や業務拡大をサポートするシステム拡張性を強化

  最大200MB/秒のデータ転送能力をもつFIBARC*1チャネルによるメインフレーム間接続や「SANRISEシリーズ」との接続をスイッチングするFIBARCディレクタを新たにサポートします。FIBARCチャネルの高速性や複数のオペレーションを同時に実行する多重動作が可能である特徴を活かし、FIBARCディレクタを中心とした大規模なストレージ共用を実現します。また、内蔵LANアダプタ(ILA2)のポート数を1台あたり2ポートへ拡張し、オープンシステムと連携する大規模システムの構築や、LAN接続している現行メインフレームのシステム統合を実現します。

*1	FIBARC: Fibre connection Architecture

エンタープライズサーバ「AP8000EX」および「VOS3/LS」(OS本体)の価格及び出荷時期

製品名 月額価格 出荷時期 AP8000EX 298万2000円〜 (税抜284万円〜)*2 2006年4月 VOS3/LS-JSS3 97万200円 (税抜92万4000円)*3 VOS3/LS-JSS4 107万1000円 (税抜102万円)*3

*2	各種工事、サポートサービスは含みません。
*3	AP8000/100EXプロセッサ使用時の料金です。

他社商標注記

関連情報

お問い合わせ先

株式会社 日立製作所 情報・通信グループ エンタープライズサーバ事業部 企画部 [担当:中山]
〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地
電話 : 0463-87-6786 (ダイヤルイン)

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