このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
ディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」の
NAS対応製品のラインアップを拡充
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下、日立)は、本年7月に発表したディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」のミッドレンジアレイ、ニアライン*1/ローコストアレイである「SANRISE Adaptable Modular Storage(以下、SANRISE AMS)」と「SANRISE Workgroup Modular Storage(以下、SANRISE WMS)」に、NAS(Network Attached Storage)機能を追加し、対応製品を11月18日から販売を開始します。
*1 |
ニアライン |
: |
アクセス頻度は低いが、必要な時に即時アクセスが求められる記憶システム |
近年、Webを活用した企業内外向けのサービスの増加、企業内のビジネスプロセスの改善や業務の効率化を目的として、オフィスの各部門毎あるいはシステム毎に管理していた文書、画像、図面等のデータを企業全体で共有し、管理するニーズが高まっています。こうした中、ファイル共有サービスに特化し、容易な管理を実現するNAS製品の適用が進んでいます。さらに、重要なビジネスデータを共用、管理するためのストレージとして、多様なシステム構成やデータ量の急激な増加に対応する高い拡張性、ビジネスの継続性、コストパフォーマンスの向上等が強く求められています。
今回販売を開始する「SANRISE AMS」、「SANRISE WMS」のNAS対応製品は、エンタープライズバーチャリゼーションアレイ「SANRISE Universal Storage Platform」及びバーチャリゼーションコントローラ/アレイ「SANRISE Network Storage Controller NSC55」で実現しているビジネスの継続性を確保するNAS機能を、ミッドレンジクラス以下のシステムへより高いコストパフォーマンスで提供するものです。
「SANRISE AMS」、「SANRISE WMS」の特長である高い拡張性とアクセス処理性能を継承すると同時に、無停止サービスを実現するクラスタ*2機能、誤ったファイル操作からデータを保護するバックアップ機能、オンライン業務中に容量拡張できるファイル管理機能等を搭載しました。これらにより、ビジネスの継続性を向上する高い信頼性や拡張性を提供し、企業情報システムでのデータの利用価値を向上します。さらに「SANRISE WMS」は、RAID6*3等のデータ保証技術により、低ビットコストを実現するSATAディスクドライブでのデータ保全性と信頼性を高め、ファイル共有環境におけるバックアップ/アーカイブ向けニアラインストレージとして最適なコストパフォーマンスを提供します。
今回のNAS対応製品の追加により幅広いラインアップを実現し、ユーザーは、システムの用途/規模に合わせた最適なモデル構成の選択が可能となります。また、日立のストレージ管理ソフトウェア「JP1/HiCommandシリーズ」により、「SANRISEシリーズ」のSAN/NASストレージの統合的な管理が可能となり、ストレージシステムの使用効率を高め、管理を簡素化し、ビジネス価値の向上に寄与します。
*2 |
クラスタ |
: |
NASの制御部を二重化し、一方の制御部の障害時には、正常な制御部でファイルサービスを継続する冗長システム |
*3 |
RAID6 |
: |
ディスクドライブ障害に備え、データを復旧するためのパリティデータを2種類生成/保持し、同時に2台のディスクドライブ障害があってもデータを復旧することのできる構成 |
|
|
新製品の主な特長 |
1. 高信頼性、無停止サービスの実現
- クラスタ構成を標準でサポートすることにより、障害時の業務継続を実現
- 過去のファイルデータを最大124世代分まで保持し、上書き、削除等の誤ったファイル操作に対して迅速なリカバリ手段を提供
- ファイル共有システム環境で用いるバックアッププロトコルNDMP*4に対応し、バックアップソフトウェアとの連携により、障害時におけるファイル単位でのリカバリが可能
- ディスクドライブ自体の同時二重障害時でもファイルへのアクセスを継続できるRAID6をサポート
*4 |
NDMP |
: |
Network Data Management Protocol |
2. 高性能・高拡張性
- ディスクドライブへのアクセス制御を行う「SANRISE AMS」、「SANRISE WMS」のアレイコントローラにより、大容量のファイルデータに対する高速読み出し/書き込みが可能
- ディスクドライブ15台の増設筐体を必要に応じ、追加搭載することで最大86.9TB(「SANRISE AMS500」)、39.7TB(「SANRISE AMS200」)、41.3TB(「SANRISE WMS100」)まで拡張可能
3. 高度なファイルサービス、容易な管理
- 専用管理ソフトウェア(NAS Manager)のみで、日常のNAS運用管理が全て可能
- ユーザー毎の容量制限/監視を行い、ストレージの効率的な利用を推進
- 業務を継続したままでのファイルシステムの容量拡張が可能
|
|
製品の価格・出荷時期 |
「SANRISE AMS500」、「SANRISE AMS200」、「SANRISE WMS100」 (NAS構成時)
名称 |
概要 |
価格
(税込) |
出荷時期 |
SANRISE
Adaptable Modular
Storage 500(NAS) |
ミッドレンジアレイNASクラスタ*5
1000Base-T(copper) 8ポート
サブシステム物理容量285.2GB〜86.9TB*6 |
1,281万
4,200円〜 |
2005年
11月18日 |
SANRISE
Adaptable Modular
Storage 200(NAS) |
ミッドレンジアレイNASクラスタ*5
1000Base-T(copper) 8ポート
サブシステム物理容量285.2GB〜39.7TB*6 |
932万
8,200円〜 |
SANRISE
Workgroup Modular
Storage 100(NAS) |
ニアライン/ローコストアレイNASクラスタ*5
1000Base-T(copper) 8ポート
サブシステム物理容量982.8GB〜41.3TB*6 |
716万
1,000円〜 |
|
*5 |
ハードウェアとNAS用必須ソフトウェアを含みます。ハードウェアは、ストレージ部とNASユニットにより構成されます。 |
*6 |
最大容量:FC/SATAディスクドライブ搭載時 |
|
|
関連情報 |
|
|
他社商標注記 |
- 記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
| | お問い合わせ先 |
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
RAIDシステム事業部 事業企画本部 製品企画部 [担当:檜垣、室谷]
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
TEL : 0465-49-1111(大代表) 内線5735、5761