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2005年10月14日

日立テレコムが北米地域初の
通信速度2.4ギガビット/秒GPONシステムを受注

 

  日立製作所(社長:庄山 悦彦/以下、日立)の北米における通信機器の開発、製造、販売、サービス会社である日立テレコム(USA)社(社長:大槻 兼市/以下、HITEL)は、このたび、米国の通信システム構築会社であるLedcor Technical Services (以下、LTS社)から、GPON(Gigabit Passive Optical Network)*1システム「AMN1220」を受注しました。通信速度2.4ギガビット/秒(以下、2.4Gbit/s)のGPONシステムとして北米地域で初めて商用利用されるものであり、ITU-T*2に完全準拠している日立の「AMN1220」が採用されます。

*1 GPON : 光アクセスネットワークの途中にスプリッタを入れて光を分岐することで、複数の加入者宅に光ファイバーを引き込み、ギガビットクラスの通信サービスを提供するしくみ。
*2 ITU-T : 国際電気通信連合(ITU)で電気通信に関する技術の標準化を担当する部門。電気通信に関する技術を標準化し、勧告を発表している。

  今回の受注は、今年8月26日にLTS社が米国オレゴン州の通信サービス企業であるComSpanUSA社とともに、オレゴン州バンドン市よりFTTP*3システムの設計から構築、運用までを受注し、そのGPONシステムとして日立の「AMN1220」が採用されたものです。2006年春からバンドン市では2.4Gbit/sのGPONシステムが北米地域で初めて商用利用されることになり、バンドン市および周辺地域における2,500の世帯や企業では、電話、高速インターネットアクセス、テレビ放送を同時に利用出来るトリプルプレイサービスが開始される予定です。
  今回の受注は、世界の中でも2.4Gbit/sのGPONサービスをいち早く本格的な商用サービスを始める動きとして、今後のGPON市場において重要な意味を持っており、日立は、バンドン市での成果を足がかりに、全米を対象にGPONの更なる市場拡大を目指します。

*3 FTTP(Fiber To The Premises) : 光ファイバーによる戸建て住宅、集合住宅、企業のビルなどへのデータ通信サービス。
 
 

Ledcor Technical Servicesについて

  1947年に設立されたカナダの建設会社Ledcorグループの子会社。2003年8月設立。北米の通信事業者向けに通信システムを提供している。

 

日立テレコム(USA)社について

  日立の米国における地域統括子会社である日立アメリカ社の子会社で、北米市場を対象とした通信機器の開発、製造、販売、サービス会社。1987年に設立。アクセス製品や光ネットワーク製品などを取り扱っている。

 

以上

 
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