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2005年9月12日
冷凍室の機能をさらに進化させ、大容量化と使いやすさを向上した
真ん中冷凍室の冷蔵庫「冷凍鮮科」シリーズを発売
- 株式会社ニチレイフーズと「冷凍品質プロジェクト」にてコラボレーション -
日立ホーム&ライフソリューション株式会社(取締役社長:石垣 忠彦 以下日立H&L) は、近年活用が進んでいる冷凍食品に着目し、冷凍室を真ん中に配置しながら大容量化を実現するとともに、従来から好評の3段式フリーザーケースにより整理性を向上した冷蔵庫「冷凍鮮科」シリーズを11月から順次発売します。
日立は2003年から冷凍機能を強化した冷蔵庫「プロフリーザ!」を発売し、冷凍室の収納量を大容量化するとともに、整理性や鮮度保持の向上に積極的に取り組んできました。近年は、高級冷凍食品の登場、スナック系冷凍食品や冷凍野菜の普及など多様化も進み、家庭用冷凍食品の生産量はこの10年間で約1.5倍*1にも増加しており、ホームフリージングも含めて冷凍食品を積極的に活用する消費者が一層増えています。このような背景から、冷凍室の大容量化や整理性の向上が求められています。
「冷凍鮮科」は、冷凍室の使用頻度が多くなってきたことから冷凍室を真ん中に配置し、さらに日立独自の真空断熱材を活用することで冷凍室を3年前の機種に比べ約1.5倍、収納面積では約2.5倍*2の大容量化を実現しました。従来から好評を得ている、冷凍食品の高さに合わせた上中下の3段ケースも引き続き採用しました。食品を広々と見渡せ、小物が迷子にならず、パッと出し入れできるので使いやすく便利です。
また、食品が乾燥して鮮度が劣化する「冷凍やけ」を防ぐため、業界で初めて*3ナノテクを活用した「冷凍やけ防止カセット」を搭載しました。空気中の水分をカセット内のフィルターに吸湿し、湿度が低くなるとナノサイズの微細な水分を放出することにより、低温の冷凍室内でもうるおいを保ちます。
庫内クリーン機能としては、新たに「酸化マンガン」と「ナノカーボン」をナノチタン除菌脱臭フィルターに加え、脱臭能力を約10倍*4に向上しています。
なお、本製品は、株式会社ニチレイフーズおよび日立H&Lで昨年発足した「冷凍品質プロジェクト」において背景調査を行った結果をもとに開発したコラボレーション商品です。加えて、日立生活家電事業における事業ステ-トメント「ずっと使うから 日立」のコンセプトに基づいて開発されたものです。
「ずっと使うから 日立」の視点
エコ |
RoHS対応*5、ノンフロン冷媒 |
ラクラク |
冷凍室が真ん中配置、3段ケースを採用しているので出し入れがラクラク |
ナノテク |
「ナノうるおい冷凍」、全室に「ナノチタン・カーボン除菌脱臭」を採用 |
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価格および発売日 |
型式 |
定格内容量 |
希望小売価格 |
発売日 |
月産台数 |
R-SF47VM(ツインドア) |
465L |
オープン価格 |
11月中旬 |
10,000台 |
R-SF42VM(ツインドア) |
415L |
オープン価格 |
11月中旬 |
15,000台 |
R-S47VM(シングルドア) |
465L |
オープン価格 |
11月初旬 |
7,000台 |
R-S42VM(シングルドア) |
415L |
オープン価格 |
11月初旬 |
10,000台 |
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*1 |
社団法人 日本冷凍食品協会データによる。 |
*2 |
2003年1月から発売した機種R-KF40RPAMとの比較。 |
*3 |
2005年9月12日現在。家庭用冷凍冷蔵庫において。 |
*4 |
悪臭成分メチルメルカプタンの脱臭速度、2004年発売機種のR-SF42TPAMとR-SF42VMとの比較。 |
*5 |
Restriction of Use of Certain Hazardous Substances in Electrical Equipment の略。欧州連合(EU)域内で取り扱う電気・電子機器製品を対象に実施する有害物質規制のこと。2006年7月以降、鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB(ポリブロモビフェニル)・PBDE(ポリブロモジフェニルエーテル)の6物質の使用が制限されます。 |
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需要動向と開発の背景 |
2004年度の家庭用冷凍冷蔵庫の市場は、441万台の実績となり、2005年度は450万台の需要が見込まれています。このうち、401L以上の大型冷蔵庫市場に占めるツインドアの比率は、2004年度で約40%、2005年度には50%に達すると予測しています(日立推定)。ツインドアとシングルドアの比率が近づいてくることから、シングルドアも465Lを新設定するなど品揃えを強化し「冷凍鮮科」シリーズとして発売します。
冷凍食品の生産量がこの10年間で約1.5倍に伸びている中で、定番である弁当のおかず類のほか、近年は麺類や軽食系など多様化も進み、健康志向を背景とし手軽に調理に使用できる冷凍野菜も注目されています。この背景には、「保存料を使わず安心」「季節による価格変動が少ない」「生ごみが出ない」などの冷凍食品のメリット認知が進んだ他に、冷凍食品の高品質化や種類の多様化が拍車をかけていると考えます。
株式会社ニチレイフーズと日立H&Lの「冷凍品質プロジェクト」は、忙しい主婦を応援し、冷凍を活用することで食生活を支援するコンセプトをもとに昨年発足しました。冷凍機能に関する情報交換や、共同で行ったニーズの収集・分析をそれぞれの商品開発に活かすことにより、ニチレイフーズからは本年9月1日より「クイックべジ」、当社からは本冷蔵庫「冷凍鮮科」が、コラボレーション商品として発売されます。また両社のホームページを通じて、冷凍に関する情報発信も8月から開始しました。
実施した調査では、冷凍室の容量不足への不満や、調理時間を短くしたいという意識が抽出されました。一方、ホームフリージングも省手間・節約志向の高まりから一般化していますが、ホームフリージング食品の保存性への不満は強く、なかでも「肉や魚などの冷凍やけ」に対する不満が特に強いことがわかりました。
日立H&Lでは2年前から冷凍機能を強化した開発を行い、2003年に冷蔵庫「プロフリーザ!」を発売しています。今回は、ニチレイとの共同プロジェクトで得た情報を加え、冷蔵庫において「冷凍時代をリードするのは日立」との思いから、大容量で使いやすさが格段に向上した真ん中冷凍室の冷蔵庫「冷凍鮮科」を開発しました。
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主な仕様 |
形式 |
R-SF47VM |
R-SF42VM |
R-S47VM |
R-S42VM |
定格内容積 |
合 計 |
465L |
415L |
465L |
415L |
冷蔵室 |
233L |
210L |
233L |
210L |
冷凍室 |
142L |
125L |
142L |
125L |
野菜室 |
90L |
80L |
90L |
80L |
外形寸法 |
幅 |
650mm |
650mm |
650mm |
650mm |
高さ |
1819mm |
1819mm |
1819mm |
1819mm |
奥行 |
675mm |
625mm |
675mm |
625mm |
冷蔵室扉形態 |
ツインドア |
シングルドア |
形態 |
冷凍室真ん中タイプ
(大容量3段スライド式ケース) |
ナノうるおい冷凍 |
○(冷凍やけ防止カセット) |
ナノチタン・
カーボン除菌脱臭 |
○ |
セレクト製氷 |
○(4段階より大きさの選択可能) |
自動製氷機 |
○(はずせる製氷皿&給水パイプ・
浄水機能・製氷おそうじ機能付き) |
引き出し構造 |
引き出し量約80mm拡大(冷凍室)、
約30mm拡大(野菜室) |
冷却システム |
PAM制御+高効率圧縮機 |
外装色 |
ステンレスローズ(SR)
ライトブラウン(T)
ライトグレー(H) |
ステンレスローズ(SR)
ライトブラウン(T)
ライトグレー(H)
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関連情報 |
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お客様からのお問い合わせ先 |
お客様相談センター
電話 : 0120-3121-11
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日立ホーム&ライフソリューション株式会社 冷熱事業部 冷蔵庫事業企画部 [担当:玉川]
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