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日立グループのCSR活動について



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1. グループCSR推進体制の構築

  2004年6月、日立グループの経営戦略を担うグループ戦略本部に、グループ全体におけるCSR活動方針や計画などの重要事項を審議する機関としてCSR推進委員会を設置しました。同時に、経営会議で決定した内容をスピーディに実効するため、CSRにかかわる部署の担当者で構成されたCSR推進チームを設置しました。これらの活動の取りまとめ役をCSR推進部が担当しています。
  2005年4月から、情報共有やグループ共通の課題についての検討などCSR全般の包括的な活動をグループワイドに推進しています。

 

2. 「日立グループCSR活動取り組み方針」の策定

  日立では、創業の精神に基づいた「企業行動基準」を軸とし、社会的責任を果たすための企業活動を行ってきました。この普遍的な日立の創業精神を土台とし、さらに、日立グループとして今日の社会の期待に応えるため、2005年3月、「日立グループCSR活動取り組み方針」を新たに策定しました。この方針をグループ共通の方針として位置づけ、各グループ会社に周知徹底を展開しています。方針の内容は以下のとおりです。


日立グループ「CSR活動取り組み方針」

(1) 企業活動としての社会的責任の自覚
  日立グループ全役員及び全社員は、企業の社会的責任(CSR)が企業活動そのものであることを自覚し、社会及び事業の持続的発展を図るべく、本取り組み方針に基づいて、社会的責任を果たしていきます。
(2) 事業活動を通じた社会への貢献
  優れた研究・技術・製品開発を基盤とした事業活動によって、安全かつ良質な製品・サービスをお客様に提供すると共に、豊かで活力のある社会の構築に貢献します。
(3) 情報開示とコミュニケーション
  日立グループを取り巻く多様なステークホルダーとの信頼関係を維持・発展させるため、公正で透明性の高い情報開示を行うと共に、さまざまなコミュニケーションを通じてステークホルダーへの責任ある対応を行います。
(4) 企業倫理と人権の尊重
  文化や道徳観、倫理や法体系等が多様であるグローバルな事業環境において、公正で誠実な事業活動を行うと共に、人権の尊重及び高い企業倫理に基づいた行動を取ります。
(5) 環境保全活動の推進
  環境と調和した持続可能な社会の実現に向けて、環境に与える負荷を低減し、限りある資源の有効活用を行います。
(6) 社会貢献活動の推進
  良き企業市民として、より良い社会を実現するため、社会貢献活動を積極的に推進します。
(7) 働き易い職場作り
  全ての従業員にとって、働きやすい、やりがいのある職場作りに努めると共に、仕事を通じた自己実現や自己成長を図ることのできる、意欲ある従業員を積極的に支援します。
(8) ビジネスパートナーとの社会的責任意識の共有化
  全ての取引先に協力を求めて、社会的責任意識を共有化し、公正、かつ健全な事業活動の推進に努めます。

 
 

3. 「日立グループCSR報告書2005」の発行

  日立グループのCSR活動や進捗についてまとめた報告書として、このたび「日立グループCSR報告書2005」を発行しました。1998年度から発行してきた「環境報告書」を、2003年度に「環境経営報告書」とし、社会面の活動も報告してきました。今般、グループ全体のCSR活動推進にともない、「日立グループCSR報告書2005」と改め、内容も環境活動の報告中心から、社会性に関する記述を大幅に充実し、日立のCSR活動に対する姿勢を明確に打ち出すこととしました。
  今回は、コーポレートステートメントでもある「Inspire the Next」を基本コンセプトとし、次代を拓いていくための理念や活動を中心に構成しました。
第一部では、日立のCSRの考え方、推進体制、ガバナンス体制等を示すとともに、「Hitachi CSR Activities」では、日立らしいCSR活動の事例を特集として幅広く紹介しました。
第二部では、ステークホルダー毎に社会面の活動をまとめました。
第三部では、環境ビジョンであるグリーンコンパスに基づいた活動を紹介しました。
また、第二部、第三部の最後に、nextページとして、2005年度の活動計画を記載しました。
  本報告書が、日立のCSRをご理解いただくための一助となり、またこれをきっかけにステークホルダーの皆様との対話が促進されることをめざします。

 

以上

 
本文ここまで


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